櫻坂日向坂の上り方〜川島雅隆的編集後記

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残された者たちの想いに寄り添ってー櫻坂46一期生が今考えてそうなこと 2022年5月30日付

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櫻坂46から、渡邉理佐が卒業してから、早くも一週間が経った。

なにやら、菅井友香の全握ミーグリに理佐がいた、などという話もあったが、基本的に櫻坂のメンバーは、理佐のいない櫻坂というものを実に重く感じながらの一週間だったのだろう。

今までたくさんの卒業生を出し、その度にその人のいないグループというものを経験してきたはずではあるが、そのときの想いはあまり表に見せることはない。そもそも表に見せるようなものでもなく、自分の中にそのときに感じたことを宿らせることが大切ではある。

 

理佐が卒業し、この後原田葵の卒業を控える。

そんなグループに残る一期生が、一体どういう想いの中で活動しているのだろう…と思ってしまう。

 

誰かが卒業する。それはめでたいことだと、誰もが考える。いや、考えようとする。

その人にとっての新しい出発だから、悲しんでいたらダメだと。

 

よく考えてみないといけない。

綺麗事で言えばそりゃ確かにそうだ。

でも、残された者はお祝いしてあげないといけない、泣いちゃいけない、悲しんではいけないなどと、なぜ自分の想いと裏腹なことばかり要求されないといけないのか。なぜそこまで自分の想いに素直になっちゃいけないのか。

 

本当は泣きたくて、泣きたくて。

行かないでほしいと大声で叫びたくて。

それまでの日々が大切であればあるほど、いなくなったその場所が怖くて、リアルに想像もしたくなくて。

しかも卒業の日も笑顔を強いられるなんて、こんな辛いこともそうそうない。

自分に素直になって、イヤだイヤだと泣き喚いているほうが、かけがえのない時を共に過ごしてきたメンバーとしてはふさわしい。私はそう思う。だからこそ、涙を堪えながら、それでいて我慢できずに涙をこぼしながら、それでも門出をお祝いしてあげるコメントを聞いていると、本当にアイドルグループというのは因果な職種だなと思ったりする。

 

他のグループのそれぞれの同期も結束は固いに違いない。なにせ同期というのは、自分が入ってからの歴史を全て共有している存在である。他の期生と仲が良かったとしても、それはまた別の話。同期は特別だ。そんな特別な存在が一人、また一人と自分の元を去っていく、それを見送らなければならないことに対して、何も思わない人はいないだろう。

 

まして、櫻坂の一期生である。

 

グループに先輩がおらず、お手本になる人たちもいない。大人が準備してくれたレールに言われるままに乗り、用意されたデビュー曲を必死で覚え、気づけば信じられないくらいのヒットを飛ばした。まさに夢の中にいるようだった。いつの間にか自分たちの存在が全国区になった。名前が大きくなればなるほどよろしくない噂やそこに群がる変な人も増える。

やがてグループの活動が停滞し、同期でどうしたらいいかと頭を悩ませた日は一日や二日ではないだろう。話し合ったとしても、結局結論が出るわけでもなく、もがく日々。そんな中で遂に解散という言葉までが飛び交うようになる。それをなんとか阻止したものの、改名して別のグループとして生まれ変わらざるを得ない状況に立たされる。

 

…この流れを、ずっと一緒に身に受けてきたのが、一期生という同期である。

自分たちよりもっと不安に違いない二期生のサポートもしながら、である。

よくぞメンタルに支障をきたさなかったと褒めたいやら、励ましたいやら。本当によくやってくれた。

 

だからこそ、卒業という節目を考えていくのは、おそらく残るメンバーもわかりすぎるくらいわかるのだろう。

卒業すると決断し、それを運営に報告するその瞬間。どんな気持ちで前を向くのだろう…。

それをさらにメンバーに伝えるときは、どんな気持ちだったのだろう、などなど考えることは尽きない。

 

卒業するという決断をするメンバーもいれば、もう少しこのグループを中で見守りたいと残るメンバーももちろんいる。卒業しようがしまいが、卒業という事象が彼女たちにとって最大の関心事であることは間違いない。

 

新しい場所に足を踏み出す、とよく言うけれど、それはグループにいる状態ではできないことなのですか、と問いたい。

卒業しないとできないことって一体何なのだろう。

下が育ってきたら卒業する、などという圧力みたいなものに負ける必要はない。いるのならばずっといたって構わないはず。むしろずっとグループに残る、という選択肢だってあっていいはずだと思うんだけど。

 

sakurazaka46.com

 

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櫻坂46の一期生。またの名を、欅坂46一期生。

本当に波瀾万丈のアイドル生活。

怒涛の日々をこなしてきたこと、よく知っている。だからこそ、ゆっくりさせてあげたい気持ちもあれば、逆にその経験を活かして先頭に立ってグループを引っ張ってほしい、という気持ちもある。これはアンビバレントなのかな。

 

逃げ出したいと思ったことなど日常茶飯事すぎていちいち振り返りもしないと思うけど、あなたたちは一度も逃げなかった。誰一人として逃げなかった。だから、投じる一石が波紋となり、その波紋が全国に伝播していく。そのことが名前を大きくしたのだと、私は今でも思っている。

 

 

 

人は、誰かとの別れを経験すれば、自分の中に一つの確信が生まれる。

永遠など確かにないかもしれない。

ないけれど、その人と離れたくないという想いは間違いなく本物で、永遠だ。

そのことに気づかせてもらえただけで、その人との日々は財産だ。

悲しいときに、無理に笑う必要などない。

離れたくない、別れたくないと叫べばいい。

それが人間だ。

大好きな人との別れが近づいてきてて、冷静でいられる人間などいるものか。

 

 

 

あの加入から時を経て、みんな大人になった。

でも。

それでも、特別な存在の同期との煌びやかな時間は、何にも替え難い。

 

 

 

 

そんな尊い時間をぜひ、大切に。

 

 

 

 

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