櫻坂日向坂の上り方〜川島雅隆的編集後記

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ひな誕祭を見れなかった私が書く約束の卵ー日向坂46、約束の場所へ 2022年4月3日付

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東京ドームというのは、どうしてこうも特別感のある場所なのだろうか。

ある意味の達成感というか、ゴールではないにせよ、一つの節目を感じさせる場所というか。

そもそもが野球場であって、ライブ会場でもないはずなのに、多くのアーティストがこの場所でのライブを望む。

もちろん5万5千人というキャパを埋められるというのがドームライブの開催条件で、それはほんの一握りのアーティストにしか許されない。そういうステータスはある。

 

日向坂46が、Road to TOKYO DOMEを掲げて走り出し、それを目標にして。

「約束の卵」という楽曲をもらって、そこに至るストーリーは動き出した。

この曲が初めて世に出たのは、確かひらがな時代のアルバム「走り出す瞬間」に収録されたときと記憶している。

当時はまだ井口眞緒がいて、柿崎芽実がいて、3期生はまだいなかった、というタイミング。

そして何より、デビューがアルバムであり、単独CDデビューを果たして記念すべき一枚に収録されていたということ。

このときの彼女たちが、東京ドームでライブ、などというのは当然壮大な夢なわけで、正直な話、彼女たち自身本当にそんなことが実現できるのだろうか、という思いもあったはずだ。

 

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よく漢字欅ひらがなけやきは比較されたり、当て擦りをされたりと語るに難しい関係性に置かれる。

そもそもひらがなの誕生そのものが予定されたものではなかったので、位置付けすら曖昧なままで走り出したのは紛れもない事実。その証拠に、この二つのグループを知らない人に説明するのはメンバーでもなかなか難しかった。

 

二グループの転機は、私は今でも2018年の欅坂46日本武道館公演3daysをひらがなが務め上げたことにあると思っている。

 

当時、欅坂界隈は本当に心配の声に溢れていた。ひらがな3daysで客が埋まるのか。もちろんそういう声が大半だった。それは何より、彼女たち自身が最も強く感じていたことだっただろう。

だが、彼女たちは自分たちの努力でその成功を手中にした。

自信になったメンバーもいたはず。

いや、もうとにかく終わって良かったという安心感しかなかったメンバーもいただろう。

逆に、次のことなんか考えられないくらい焦燥感に溢れたメンバーもいたかもしれない。

でもそれは、その成功は、確実に彼女たちの「経験」になった。

 

「約束の卵」という楽曲を渡されたとき。

その歌詞を意味する場所がドームだとわかったとき。

彼女たちの心中によぎったものはどんな想いだったか。

 

 

 

 

 

…そこから、数奇な運命を辿る数年が過ぎた。

 

 

そもそもグループの誕生のしかたからしてイレギュラーだった彼女たちには、その道に何が待っていても不思議ではないのだ。

冠番組を欅坂とは別に持つことも。

その冠番組のMCであるオードリーと融合することでグループに幅を持たせたことも。

単独シングルデビューも。

そのデビューに際して欅坂から離れて改名することも。

 

そして。

 

そのデビュー曲で爆発的な人気を掻っ攫ったことも。

 

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実際、ひらがなのアルバム握手会と、1stシングル握手会の会場の人数の違いを肌で感じている私には、その爆発性は身に沁みてわかっている。

明らかに、日向坂46になって人出が圧倒的に増えた。

 

卵の形が、以前よりは朧げにでも形に見えてきた瞬間、とも言えるかもしれない。

 

そこからの、彼女たちの活躍ぶりは、今更言うまでもないだろう。

 

ひなくり2019でのサプライズ発表で、驚きと嬉しさの入り混じる涙に暮れたひなくり2020in東京ドームは、コロナの影響で幻となった。これは誰のせいでもない。

 

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でも逆に言えば、2020年の段階で、彼女たちにドームキャパを埋められるという実力が備わった、そう判断されていたと言っても差し支えない。

その発表から、さらに2年と少し。

 

 

ついに約束の卵が、はっきりと彼女たちの前に姿を現すことになる_____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女たちはアイドルであるが、夢のない言い方になるけれど、アイドルとは「職業」である。

どんな形であるにせよ、あるいはどんな職であるにせよ、必ずついてくるのが「責任」という言葉。

その場に身を置いている以上、職として全うしなければならない、ある意味の義務が生じる。

彼女たちがドームに立って、歌い舞う。

そしてそれ以上に、観る側である私たちに夢を与えるのが「仕事」ならば、当然それを全うしなければならない。

 

当然彼女たちだけではない。

私たちも私たちで、日々を生きるために、彼女たちと同じく職を全うしなければならないのである。

 

しかし、双方が双方の責任を果たそうとするがために、巡り会えない現実もそこにある。

 

3月末は、確かに日向坂46にとって大切な期間。

ただこの期間は私にとっても、春期講習の授業を展開するという大切な期間でもある。

ひなくりも冬期講習直前もしくは真っ最中であり、ひな誕祭は春季講習直中であり、本当に日向坂の節目には私は巡り会えない運命だ。

それでも抵抗はした。

ドームに立つ彼女たちだけはどうしてもこの目で見たい。

交渉は熾烈を極めた。

普段の授業なら、休むことへの道は無理やりこじ開けている。

しかし、特別授業となると話が別だ。

なにせ生徒の休み期間だから、授業も朝からになる。そこの代わりがいない。

午後だけ休まされても、意味はない。

 

…意味は、ないんだ。

 

結果、諦めるしかなくなった。

 

まあ、人生というのは不条理がつきものであって。

それはそう短くない半生を過ごす中で分かりきっていることではある。

あるけれど、ね。

 

1月の、櫻坂46BACKS LIVE参戦。このときにはすでに、ひな誕祭不参戦がほぼ決まっていた。

だからこそ、行けるときに行っておきたくて、まだ日向坂の色の全くない東京ドームに向かった。

 

その日は何のイベントがあるのか、全く知らない。

行き交う人々の、憩いの場所となっている実に穏やかな空間だった。

そこで、私は一人、日向坂46がこの場所に立つ姿に思いを馳せた。そんな彼女たちへの感謝と祝福と激励を、約2ヶ月半後にここに来る彼女たちに向けて置いていった。

 

 

 

 

 

 

春期講習は、約一週間しかない。しかしその短さの分、授業が詰め込まれるので拘束時間は長い。そしてハードだ。

ひな誕祭初日。この日は少し早めに切り上げられるのでリピート配信を観た。

少なくとも途中までは。

 

そこまでの5日間の疲労の蓄積が祟ったのだろうか。

 

気づけば、午前3時。

 

寝落ち。

 

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彼女たちがドームに立った姿を見たのは、夢幻だったのか、と思えるほど…

どこから寝落ちしたのか、全く記憶にない。

 

翌日も早いために、寝落ちの悔しさを感じる暇もなく、そのまま就寝。

 

2日目は講習もフルなので、帰宅したら午前0時前というタイミングであり、リピート配信すら不可能な状況。

 

 

 

私と日向坂46というのは、実にずっと数年間、こういうすれ違いの中で関わってきたのだ。

思えば、ひらがなのアルバムツアーもそうだった。

大阪公演の当日は珍しく平日休日で体は空いた。ところが、その日に健康診断が入ってきて、バリウムに弱い私はライブどころか一歩も出られなくなった。

2020春の全国アリーナツアーも当選していた。しかしこちらはコロナのせいで払い戻しの憂き目に遭った。

コロナといえば、ひなくりドームならば有給で行けた。これも邪魔された。

 

 

だけど、と言うべきか。

だからこそ、と言うべきか。

 

ひな誕祭に立ち会えなくても、参戦された方々と同等の想いは持ち合わせている。

 

 

良かった。

本当に良かったね。

ひらがなからの歴史を知る人は、心からそんな言葉を口にするよね。

自分が何のためにそこにいるかわからない、かつてそんな想いを抱いていた人たちが

ドームのステージに立ったのだから。

 

そしてメンバーみんなが、真摯に自分の置かれた環境を見つめて、自分の為すべきことに邁進してきたことを知っているから。

いろんなことがあって、思うとおりにならないことが多かったことも知っているから。

…その活動の中で、体の不調に苛まれたメンバーがいることも知っているから。

 

 

物事のお祝いは、世界のどこに居たって達成できる。

でもできれば、その場でお祝いしてあげたかったよね。

 

 

 

目標は、達成された。

しかし約束は、決してゴールではない。

約束の卵は、通過点でなければならない。

次の約束をどこに設定するか、それも彼女たちの未来や運命の方向性を大きく左右するだろう。

 

 

日向坂46のメンバーへ。

卵と似た形は、他にもたくさんあるんだよ。

 

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