日向坂46、だからこそー欅坂46楽曲を日向坂46が披露するということ 2021年5月21日付
お久しぶりでございます。初めましての方は初めまして。川島雅隆と申します。以後お見知り置きを。
直近でブログを書いたのが4ヶ月前で、その後一度noteの方で書いてみたりしたんですけど、イマイチしっくりこなくて再び戻ってきたというわけです…あちらはあちらでせっかく開いたし、また何かで活用できればと思っておりますが…
いやー4ヶ月も書いてないと、書き方忘れちゃってダメですね😁
さて。
この間、櫻坂46は4月に2ndシングルを発売し、日向坂46もまもなく約1年ぶりの5thシングルを発売する、という今がちょうどそのときに当たります。両グループとも本当にたくさんのTV番組に呼んでもらえて、いわゆるエアチェックが追いつかないくらいの活躍。それは両推しとしてはこれ以上ないくらいの嬉しさです。
その中で「MUSIC BLOOD」という番組があり、そこに日向坂の楽曲衣装が映し出され、さらには欅坂のセカアイ衣装までもが映り込み、番組のコンセプトと合わせると「日向坂がセカアイを披露するのか!?」という流れになっていきました。
そこで、もしそうだとして、日向坂が欅坂の楽曲を披露することにどれだけのご意見があるんだろうと思い、アンケートを実施しました。期間はこの番組が放送される前日深夜まで。結果は以下のとおりとなりました。
セカアイ日向坂、結構いろんな意見があってまとめておきたいので、ちょっとお聞きしていいですか。#世界には愛しかない #日向坂46 #欅坂46 #櫻坂46
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) 2021年5月15日
どちらかというと理由が知りたいので、できれば理由をリプ欄で!
正直2000を超える投票をいただけるとは思っていなかったので面食らったんですが、それだけ種々の想いが交錯する結果になったのだと思います。
どなたかのご意見で拝見したのですが、賛成している人のほとんどは欅坂(櫻坂)日向坂の兼推しだろうと。櫻坂の単推しで賛成してる人などいない、というものがあり、そうか、そしてその人たちがいつから欅坂櫻坂を推しておられるのか、それによっても意見は変わってくるのかなとも感じました。
例えば兼推しにしてもそうですが、漢字欅ひらがなけやきの時代からの兼推しもあれば、欅坂日向坂に分かれてから、或いは櫻坂新規で日向坂も推す、という方もおられるかもしれません。
単推しの方で、漢字ひらがな時代をご存知ないと、日向坂がセカアイと聞くだけで「???」となってしまうかもしれませんね。
古参で兼推しの皆様(私も含みます)のご意見としては、やはり「日向坂はそもそもけやきの一部であり、彼女たちにとっても思い入れの深い曲であるセカアイを披露することに些かも矛盾はない」というのが圧倒的で、私もその立場です。
日向坂46一期生がそもそもどういう経緯で集ったのか、そのことについて触れるとさらに長くなりそうなので割愛しますが、欅坂46に憧れて、という部分が相当大きかった、それは本人たちも様々な機会に言葉にしています。そして今回の番組の趣旨もまさにそこにあると。日向坂二期生も欅坂はやはり大きな存在であったことは間違いなく、気持ちの差はあるかもしれませんが、おそらくグループ全員にとってずっと追いかけていきたい存在であることは疑いようがありません。
彼女たちが、そんな尊敬してやまないグループの楽曲を披露するということは、正直楽しみでしかありません。
執筆時点でまだ放送はされてませんが、もう今からワクワクです♪
一方で、反対派の方々のご意見をつぶさに拝見していると、大きく二つに分けられるように思えました。
一つは
櫻坂が封印した欅坂の楽曲を、日向坂が解くのは黙って見ていられない
という類のもの。結構多かったです。
これについては、この話が出る以前からずっと話題にのぼる度に妙な違和感があったんですが…
そもそも櫻坂46は欅坂46の楽曲を封印したのか!?
という大前提を皆さんちゃんとお考えになったことはありますでしょうか。
これについて昨日、リプでお教えいただいたのでそちらをご覧いただければと思いますが…
櫻坂46が欅坂46の楽曲を披露することはもうないと思います(少なくともしばらくは)
— Otaac⊿櫻坂46🌸 (@OtaacSakura46) 2021年5月20日
その観点においては「封印した」と言えます
これは、複数メンバーが「もう披露することはない」とラストライブ周辺で発言していますし公式見解と言えるでしょう(ソースは曖昧ですが) pic.twitter.com/xhi0Bu4YwN
これは私の予想ですが、現在の櫻坂46界隈、欅坂楽曲が封印されているという風潮になっているのは、おそらくこれらのブログやラジオでの発言が元になっているかと思われます。そしてこれらは確かに私も目にしたり耳にしたりしました。
でもよくご覧になればわかるかと思いますが、どちらもメンバーの個人の思いです。もちろんそれはそれで大切にしなければならないことではありますが、例えば運営側から
「今後櫻坂46のメンバーが欅坂時代の楽曲を披露することはございません」
等発表したというソースは、今のところ見当たりません。
(もしどこかにあれば、ぜひご指摘ください)
何が言いたいかというと、こういうことです。
櫻坂46が欅坂の楽曲を封印したというのは、メンバーやファンの思い込みではないのか
もしそうだと仮定すれば。
「封印したんだから他のグループが封印を解くのは我慢できない」という理屈が成り立たなくなります。
それどころか、将来的に櫻坂メンバーが欅坂の楽曲を披露する余地がある、と考える方が夢が膨らみませんか。
改名したんだから歌ってはいけないんだ、と雁字搦めで縛られることに、一体何の意味があるんでしょうか。もっと柔軟に考えたとしてもバチは当たらないでしょうに。
何が何でも封印に拘ってネガティブに捉えるより、遥かに建設的だと思いますがいかがでしょう。
もう一つ、反対の大きな理由。
それは単純に日向坂に対する嫌悪感からきているものです。それは俗に「紫外線」と呼ばれている一部のおひさまの存在に対して、ということも含めてです。
(もちろん日向坂に対する嫌悪感、などと自分で書いててなんだかなぁと思いはしますが…)
目についたのは、例えば「不遇アピをしていたのに、ここに来て尊敬してるとかなんだよ」という意味合いのご意見でしょうか。
ひらがなは不遇だった、という話を苦虫を噛み潰したように聞いていた漢字のファンは結構いらっしゃったように見えます。
漢字のファンがひらがなの存在を受け入れなかった、というのは当時の風潮として私も覚えています。そこが起点となっての話なので、そもそもの原因を作ったのはいったい誰だったのか、という疑問に立ち返ることになってしまいます。
或いは「不遇不遇って言うけど、他のアイドルに比べたら相当恵まれている」とか「Zeppを小さい会場と言ったのは許せん」とか、まぁいろんなものが見え隠れするわけです。それに対して当時からのひらがな贔屓のファンからは「そもそも漢字がひらがなを受け入れなかったことが原因だ」という大前提があって、こういう埋まらない溝が双方のファンの対立の根本にあると思うのです。
その歴史をずっと見させてもらってきた私だからこそ、その双方の意見はある程度よくわかっています。
だからこそ、訴えたい。
その対立は、いったい誰が喜ぶんですかと。
おひさまの皆様に申し上げたいのは、少なくともグループの素地を作った一期生は、欅坂46に憧れ、あんなふうにパフォーマンスしたいと強く思い、そしてその門を叩いたのだということ。
二期生もその多くが漢字欅をリスペクトの対象にしている、ということ。
確かに漢字にはなれなかったかもしれませんが、「けやき」という文字には並々ならぬ思い入れがあるはずです。
その「けやき」を全否定したとして、あなたの推しメンは喜びますか。
自分の思いにばかり囚われすぎて、あなたの大切な推しメンの思いが台無しにされていませんか。
自分の思いをぶつけて、そうすれば自分のカタルシスは解消されるかもしれません。でもそれをメンバーが目にしたら…
おそらく今回のセカアイ披露、メンバーは心から反応を気にしているはずです。あなたの発信がメンバーに見られるかもしれない。いや、見られると思って発信された方がいいのではないかと思います。
最も危惧するのは「欅坂のセカアイより日向坂のセカアイの方がいいな」という、わざわざ比較した上で出してくる感想。この形で褒められたとして、喜ぶ日向坂のメンバーなど一人もいるはずがない。
自分が尊敬するグループを踏みにじられて、自分たちが褒められたと喜ぶような、そんな性格のメンバーがいると思いますか。
何卒、節度ある発信を心がけていただきたい。
衷心よりお願い申し上げたい次第でございます。
そして、櫻坂単推しの皆様。
思いは、少なからず私にも伝わっております。思い入れが強ければ強いほど、あの曲を欅坂でも櫻坂でもない他のグループが披露する、そのことに対して心穏やかでないというのは理屈として理解できます。
たとえそれが、欅坂と強い因縁のある日向坂であったとしても…いや、もしかすると日向坂だからこその拒否感というのもありそうかなと。むしろまだ他のグループの方が受け入れられた、という方もいらっしゃるかもしれません。
先ほども話に出しましたが、漢字欅を推す人というのは、初期の頃からそうでしたがかなり原理主義的傾向の強い人が多かったように思います。
もちろんそうでない人、つまり漢字もひらがなも受け入れる(私はそれでした)人も多々おられましたが、漢字欅の初期のメンバーしか認めない、という排他性をもって接していた人がかなりいたことは否めません。
それは、例えば欅坂二期生が入ってきたときの空気でも同じものを感じましたし、正直まだそんなことに拘る空気があるのかと驚きもしました。まさに、ひらがな一期生が入ってきたときと似た空気。それを二期生たち自身が感じていたというのも彼女たちの言葉で公にされています。
気持ちはもちろんわからないわけではありません。それだけ欅坂初期のメンバーで完成されていた、と言えるのかもしれませんし、それに心酔した方々が、自分の酔いしれたものを変えられてしまう恐怖、というのがあったのかなと。
少し形は違うかもしれませんが、今回のセカアイ日向坂の話が出たときも、実はそれらと似た空気を感じたのです。
欅坂の曲は欅坂しか歌うことを許したくない、見たくない、と。
たとえ日向坂が、欅坂46というグループが最大のリスペクトの対象だと言っても、その気持ちがなかなか変わることはないのかもしれません。
ただ、日向坂46の中に流れているのは、紛れもなく「けやき」の血なのです。それは未来永劫変わることがない厳然たる事実。
そして日向坂は本当に、欅坂46が大好きで、憧れていて、そして今もおそらくまだ追いつけたとは思っていないと思います。そんな彼女たちの前でずっと輝いている存在。
日向坂メンバーの過去の発言から、私はそのことを強く感じ取っています。
不遇アピールというよりあれは事実だったのです。握手会に人が並ばなかったことも、或いは漢字メンバーになれるのかなれないのかわからず、どこを目指したらいいのかという精神的に不安定になっていたことも、事実です。
物事というのは、恣意的に捉えようとすればいとも簡単です。自分の思いを凝り固めて、その思いに沿うように出来事を捉える。逆に自分が今まで思ってきたこと考えてきたことが間違っていたと気づいたとしても、それに目を伏せて自分の思いを守ろうとする。立場を変える、というのは今までの自分を否定する、大袈裟に言えばアイデンティティの崩壊にまで繋がりかねない。それだけにとても勇気の必要なことなのです。
だから、今までの行動言動を変えることは簡単にできるはずがないと私も思っているし、もっと言えばそんなことをしてくださいとお願いしているわけでもありません。「他人を変える」など、そんな大それたことを考えているわけがありません。
だからこれはただの感想なのです。
川島の方が間違っている、川島の方が恣意的じゃないか、そんなご指摘もあるかと思います。
そうかもしれません。
でもただ一つ…それでも私が大切にしたいことは、自分が彼女たちを推しているという事実と、そんな彼女たちの想いは尊重してあげたい、という気持ちに尽きるのです。
欅坂46一期生の、セカアイに対する想い。
欅坂46二期生の、想い。
日向坂46一期生の、想い。
日向坂46二期生の、想い。
日向坂46三期生の、想い。
そして、あの曲をこよなく愛するファンの想い。
それぞれあるはずなのです。
攻撃からは何も生み出しません。あるとすれば、それは負の連鎖だけ。
そんなことを彼女たちが望んでいるとはとても思えません。
日向坂のメンバーは、必ずや素晴らしい楽曲披露に繋げてくれるでしょう。元々彼女たちが持つ強い強い想いが乗っかっているなら、なおさらのことです。
あとは…
ご覧になる皆様が、真っ直ぐにそのパフォーマンスをご覧になっていただければ、兼推しとしてこんなに嬉しいことはありません。
どうかどうか、お互いを強い言葉で牽制し合うような不毛な争いのない事後であることを心から望みます。
リアタイはできませんが、深夜に番組を視聴した後に追記できればしてみたいと思います。