櫻坂日向坂の上り方

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まだ見ぬ人たちへ伝えたいいくつかのこと 2022年5月17日付

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乃木坂46には、5期生が加入して、すでに表舞台に立っている。いろいろ話題はあったものの、本来のアイドルとしての活動でぜひ話題になってほしいと願う。

日向坂46は、今こうしている中でも4期生のオーデが進んでいる。その進捗が全くこちらに伝わってこないのでなんとも言いようがないけれど、合同オーデと違って初めから日向坂に入りたいという気持ちで応募してきてくれているはずなので、一体どんなメンバーが揃うのか非常に興味はある。

誰もが、ああ日向坂のカラーに合う子だよね、と思える人を合格させるのか、それとも敢えて、今まで日向坂にはいなかったタイプだよね、という人を選ぶのか。

日向坂をこれからどうしたいか、という運営の意図まで見えてくる気がしている。

 

 

さて、そんな中。

 

とても不思議に思うのは、改名した後でも既に何人かの卒業生を送り出しているにも関わらず、メンバーが追加されていない櫻坂46のこと。

もちろん人数合わせという意味ではない。

さらに言えば、無理やりポジティブに考えるなら、全員選抜になってもおかしくはない人数になってくるし、そうするというのならこれほど嬉しいこともない。

 

でも本当にそういうことなのだろうか。

 

乃木坂日向坂には既に新しいメンバーが加入したり、これから加入しようとしている、そんな流れの中で、逆に櫻坂だけ加入なしという合理的理由が見つからないと言えば見つからない。

時期に関してはもちろん不明ではあるが、今言えることとしては、メンバーにも心の中で受け入れ準備が整いつつあるように見える。二期生が渡邉理佐への感謝の言葉を述べる、冒頭のツイートがそれを物語る。

 

 

オーディションというのは、当然ながら運営が欲しい人材を選ぶものである。そして前述のとおり、運営としてそのグループの目指す方向性まで指し示す。詳しくはないけれど、乃木坂5期生をチラ見すると、ああなるほど、こういう方向かと納得させられるものもあるし、それは日向坂4期生の顔ぶれを見たときにもおそらく同じ感想が得られるだろう。

そうだとすると、櫻坂46の追加メンバーを入れるとき、何が透けて見えるのか。

 

かつて坂道のオーデといえば、SHOWROOM審査があった。ヲタクの青田買いと言ってしまえば身も蓋もないけれど、あれはまさしく、ヲタクの支持する候補者がメンバー入りするという、自分が選んで自分で育てているような感覚に陥らせる、とてもユニークで、なおかつヲタクが離れられないシステムでもあった。

乃木坂も日向坂も、今回はSR審査がない。ないので、合格するまでこちらには顔が全く見えない。裏を返せば、運営が加入させたい人100%で事が進んでいる、とも言える。

 

櫻坂46の源流は、言うまでもなく欅坂46である。

 

ところが次に3期生が入るとすれば、その人たちはグループの歴史上初の

欅坂46を知らずに加入する人たち」

ということになるのだ。

この意味は、あまりにも大きい。

 

現状櫻坂が欅坂の楽曲を披露する機会はないかもしれない。

でも、いつか「その日」がやってくるかもしれない。

そのとき。

一体これから加入してくるメンバーは、どのポジションに立つのか。

そして、欅坂46を内側から経験していない人たちが、どこまでやってくれるだろう。

 

グループが活動休止した以上、そのグループの「時間」はそこで止まっている。2020年10月13日で止まっているのだ。

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でも実際の時間は無情に流れる。当然、欅坂46の全盛期を知らない人がこれから出てくる。そんな人が、櫻坂46に加入する。そんな未来が見えてくる。

でもそれは、時の不可逆性から考えれば、私たちが抗うことができないものである。

 

だから、覚悟が必要だ。

大げさではなく、おそらくその覚悟がないと、欅坂からずっと推してきている人を納得させられるかどうか定かではないからだ。

確かに、櫻坂46は欅坂とは別物だ、と認識はしなければならない。でも、その姿、その影に欅の幹を感じる人はたくさんいるし、できるならやはり欅坂に対する強い気持ちの持ち主に加入してほしい、という想いはある。

そして、そのとき加入する彼女たちだけではなく、私たちの側にも覚悟はいる。

図式的には、改名直後に心の占める範囲は

 

欅坂46>櫻坂46

 

だった。

記憶にこびりつく欅坂と、まだ海のものとも山のものともわからない櫻坂なら当然だ。

 

それが、徐々に櫻坂としての活動が増えてきて、相対的に欅坂はどんどん伝説になっていく。記憶の中だけで生きるようになる。すると、これも至極当然の流れとして

 

欅坂46=櫻坂46

 

まで広がる。伝説になったグループは確かに強いが、現在進行形には現在進行形の強さがある。

 

そしてついに、そう遠くない将来。

欅坂を知らない、櫻坂しか知らない人が、メンバーとして加入する現実に直面することになる。ということは、とうとう…

 

欅坂46<櫻坂46

 

の時代がやってくる。

 

櫻坂の追加メンバーに応募するくらいなら、櫻坂を愛しているのは当然だろう。

でも同時に、できれば欅坂に対しても強い想いが欲しい。

 

そういう意味では、他のグループへ応募するのとは、一味も二味も違う内容になりそうなのが、櫻坂次期オーデではないだろうか。

二期生は全員、欅坂志望だったと聞いた。

あの頃の欅坂に加入することと、今の櫻坂に加入することの意味合いはやはり違う。違うけれど、欅坂を受け継ぐグループに入る以上、そのパフォーマンスにも血肉が求められるわけで、さらにその原点が気持ちであるからには、やはり自然と求めるものが決まってくる。

 

 

ある意味。

最も加入する人を「選ぶ」オーディションになるかもしれない。

SHOWROOM審査でヲタクが選ぶのも確かにいい。いいけれど、例えば顔や雰囲気やアイドルらしさなどという物差しだけで加入していいグループなのかどうか。

 

 

 

 

求めるレベルは相当高い。

でも、そこに挑戦してほしい。

 

 

 

 

 

加入すれば、最高の先輩があなたたちを待っているのだから。

 

 

 

大丈夫。

 

きっと今までの経験を

背中で語ってくれるから。