シンデレラの苦悩ー武元唯衣さんに捧げるブログ 2019年6月30日付
買い物に行こうとすると滝のような雨に遭い💦
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) 2019年6月30日
大雨ニモ負ケズ
買ヒマシタ三冊😅
今日のブログはこの中のどれかについて書くか!#TopYellNEO #月刊エンタメ #BUBKA pic.twitter.com/0VSExkN9qR
雑誌ごとに書いてもブログが三日分書けるよなーとか思って読んでたんですが、そうではなく、一人一人にスポットを当てて書いた方が収まりはいいかなと思いました。
武元唯衣さん。
京都出身の川島としては、京都に隣り合う府県は多いものの、最も親近感を感じているのが実は滋賀県です。
京滋と一括りにされることも多いし、何より意外と近い。
京都駅から東海道線に乗って、トンネル二つくぐったらそこにはもう琵琶湖が待っているわけですから😁
〝琵琶湖が生んだパワフルガール〟武元さんの推しメンは、ずっと一貫して佐藤詩織さん。
推しが被ることで、なおさら親近感の湧く存在になりました。
そんな二人の対談という形で行われた、「Top Yell NEO」のインタビュー。
ー(佐藤さんのことが)どれくらい好きでした?
武元 オーディションには受かっていたけど、まだ配属される前という時期に、地元の滋賀県で開催された「イナズマロックフェス」に友達と一緒に行ったんです。その日は佐藤さんの生写真と、佐藤さんの名前が入ったペンライトを持って参戦しました! 大阪の握手会にも行っています!
ー佐藤さん、覚えてます?
佐藤 いやー……。
武元 覚えてたらすごいですよね!
ーどんな会話したか話したら思い出すかもしれませんよ。
武元 もちろん覚えてます! 並んでる間に練習していたんですけど、「佐藤さんは私の憧れで、佐藤さんみたいな女性になりたいです!」って言ったんです。そしたら、「ありがと!」って言ってくれました。別れ際に剥がされかけながら、「私もミスチル好きなんですー!」って叫んだんです。佐藤さんは戸惑って、「あ、あ、ありがと」みたいな感じでした。
ー一部始終言ったから完全に思い出してくれたでしょうね。一応聞いてみましょうか。
武元 思い出しました?
佐藤 ………。いやいやいや、あはは。一年前だっけ?
武元 そうです。『ガラスを割れ!』の全国握手会です。私はその全握に行って、オーディション受けようって決めました。それがすべてではないけど、その日のミニライブを観て、握手をしたことが欅坂46を受けるスタートだったんです。それからオーディションの存在を知って申し込みました。
(太字川島による。以下同じ)
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) 2019年6月30日
大阪でガラ割れの全握といえば、昨年5月4日のこれしかありません。
個人的には初めての全握で、勝手がわからず結構苦労した覚えがあります😁ミニライブ列で殊の外並ばされて、覚悟はしていましたが大変でした。
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) 2019年6月30日
この中のどこかにに武元さんの姿があるかと思うと、妙な感慨を覚えます♪
それはともかく。
このときの握手会が、武元さんにとって欅坂46になることのスタートだった、ということになります。
その後、坂道合同オーディションを経て、欅坂46に配属され、今に至る。
これを〝シンデレラストーリー〟と言わずして何と表現するんでしょうか。
4〜5月は二期生にとっても大変な月でした。
3rd Anniversary LIVE in 大阪→おもてなし会大阪→アニラ武道館と続く流れでリハ漬け。
ここを彼女はこう振り返ります。
ー武道館でのアニバーサリーライブのことをお聞きします。武元さんはどういうモチベーションでした?
武元 その前におもてなし会があったので、並行してリハーサルをしてたんです。後半からは武道館のリハも入ってきて、大阪の時は時間に余裕もあったので、歌詞の意味やどういう気持ちで先輩が臨んでいるかを教えてもらえました。でも、東京ではセットリストも違うからもっと細かく歌詞のこととか聞きたかったんですけど、その時間がなかったので二期生なりの解釈で踊りました。一期生さんは体力的に絶対しんどいのに、いろいろサポートしてくださいました。二期生は交代で入ってるから全然大丈夫なんですけど、一期生さんは出番が多いじゃないですか。それなのに気にかけてくださってありがたいなと思いました。
おもてなし会のときに感じたことは、既にブログにあげている通りではありますが、至近距離で彼女たちのパフォーマンスを見てきたので、その必死さというか、魂をもって曲を届けたいという感情、というものは一期生に引けを取らないと感じていました。
彼女のパフォーマンスも目の当たりにして、やはりダンスメンだということをまざまざと見せつけてくれたと私は思っていました。
ただ、この話には続きがあります。
「BUBKA」の武元唯衣インタビューでは意外な話が出てきて面食らいました。
ー武元さんはダンススキルの高さで注目を集めていますが、4月のおもてなし会、5月のアニバーサリーライブでのパフォーマンスはどのように自己評価していますか?
武元 正直、この2ヶ月半は悔しさしか残っていなくて、もうリベンジしたいって気持ちしかないです。なにも納得できていません。……自分に甘かったです。
ーそれはまた……なにがあったのか、詳しく教えてもらえますか?
武元 おもてなし会の前に検査してわかったんですけど、実は両スネを疲労骨折していたんです。本当はお医者さんに出たらダメだって言われていたんですけど、それによってしっかり練習できなかったことがすごく悔しくて。結局本番しか足を動かしたらダメだって言われたので、リハーサルでは上半身だけ動かしたりポジションの確認だけさせてもらいました。その状況が本当に悔しくて悔しくて、もうたくさん泣きました(苦笑)。私は踊ることがいちばん好きなのに、それを制限されることは本当につらかったです。
ー確かにそれはリベンジしたくなりますよね。じゃあ、おもてなし会のステージは実質的に一発勝負だったわけですか。
武元 そうですね。ただ、私としては怪我のせいにはしたくなくて。疲労骨折していて満足のいくパフォーマンスができなかった悔しさももちろんあるんですけど、途中自分のなかで一度心が折れてしまったんです。練習することができないんだったらもう無理だって。そう思ってしまったことがすごく悔しい。
ーなるほど。
武元 とにかく怪我のせいにはしたくないんです。いまはまだ治療中なんですけど、だいぶ痛みも治まってきたので欅共和国では絶対にリベンジしたいなって。欅共和国が別に私のリベンジのためにあるわけではないということはわかっています。でも、やっぱり私は支えてくださった先輩たちに恩返しをしたいんです。
最前ではないものの、かなりそこに近い位置で二期生のパフォーマンスを観ていた私ですが、これには本当に気づきませんでした。
つまり、それくらいパフォーマンスとして完成させたい、自分たちの想いを届けたいという気持ちが強く出ていたわけで、それに圧倒される形でまさか疲労骨折している人がステージにいるとは思いもしませんでした。
ただ、彼女の側から言えば、「武元唯衣のパフォーマンスがおかしい」と客に悟られることだけは避けなければいけない。
そういう意味では客の誰もがそのことに触れていなかったと記憶しています。
つまり、、
プロを感じました。
二期生が加入して半年近くだと思います。まだまだ学ばないといけないこと、身につけていかないといけないこともたくさんあるはずですが、プロ意識というものはちゃんと体現できている。
とはいえ、体を壊してしまっては、たとえプロ意識があったとしてもどうしようもない。
あの平手友梨奈でも、欅坂46のすべてをセンターという位置で届けるために満身創痍で戦って、結局は休養という期間がありました。
正直、これについて私の中でいいのか悪いのかの結論が出ていません。
平手だけじゃない。
欅坂46には本当に怪我がつきものです。
佐藤詩織さんも、そもそもの古傷を抱えている。おそらくその位置だと思われる箇所を再び痛め、昨年の全ツ福岡で欠席するという事態になったこともありました。
この疲労骨折のこと、推しメンに相談したのかな。。
怪我でステージに立てないという経験と気持ちは、推しメンが最も共有できるはずだと思うんだけどな。。
それにしても、言うことまで推しメンに似てきてるのが本当にエモい😁
「恩返しをしたい」というワードは、佐藤詩織を表す一つのパワーワードでもあるんです。
彼女がフロントに復帰をしたい、そのために個握で一次完売枠を出したいとメッセで伝えてきた最大の理由は、「支えてくれる人に恩返しがしたい」という内容。
武元さんがこのことを知っているのかどうかはわかりませんが、普段接している推しメンに影響されての言葉だとしたら、佐藤詩織推しとして本当に嬉しい限りです。
「BUBKA」のインタビューは、こういう言葉で締められています。
ーそんな武元さんがこの約半年間の活動を経て得たものはなんでしょう?
武元 やっぱり「変わりたい」という気持ちだと思います。いままでの人生ではやることやること中途半端で、だから結局なにがやりたいかもわからなくて。でも、いまはこうして自分が本当にやりたいことに出会えて、こういう活動をさせていただいてる。欅坂46に入ることで、人生で初めて「変わりたい」って思えたんですよ。その気持ちが私にとっての最大の収穫です。
やりたいことに出会える、というのは本当に運がいいんだと思うんです。
人がやりたいことに出会うきっかけほど、千差万別なものはありません。
そして、いつやってくるかもわかりません。
生涯やってこないかもしれないんです。
先日のブログの繰り返しになりますが、今の子供たちは本当に夢が持てない。
夢が持てないのは、もちろん我々大人の責任です。
大人が現実思考すぎて、自分たちが理想に破れた結果現実を受け入れきれずに、夢を見ようとする子供たちに嫉妬して、「そんなの無理」だとか「現実を見ろよ」とか、ずっと言い続けた結果、子供が夢を見なくなった。
夢を語る人をバカにする。
無理、という言葉があまりにも横行している。
本当にそんな人生でいいんですか?
現実を見て生きる、ってそんなに正しいことなのでしょうか。
それを受け入れて生きられる人はそれでいいでしょう。
でも、子供に現実を見ろと強要している人の多くは、自分が夢に破れた経験を持っている人だと想像します。
そして誤解を恐れずに言うなら。
その人たちは、夢に破れたことに納得していないようにしか見えない。
子供に夢破れたときの辛い想いをさせたくない??
…それは嘘です。
夢を語り、その夢が実現しそうになっている子供に嫉妬しているのです。
私はそう思います。
そんな大人があまりにも増えた。
だから、子供が夢を持たなくなった。
切なすぎる世の中です。
子供を教えていて最も切ないのが
「やりたいことがない」
と言われるときです。
だからこそ、やりたいことに出会えた、そしてそれを実現できた武元唯衣さんは、本当にシンデレラストーリーを進んでいるんだなと思います。
でも、シンデレラは傍から見ているほど輝いているわけではありません。
シンデレラだからこその苦悩があるのです。
それを誰にも言えずに抱えていたとしたら…
今、おもてなし会での二期生のライブを思い出している私は、苦悩していた彼女のことを想っています。
あなたは、これからだ。
もっともっと多くの人を感動させていってほしい。
でも、体も大切にしてほしい。
幾度となく、欅坂46のメンバーの誰しもに抱いた感情を、私は今あなたにも感じています。
その気持ち、受け取った。
でも自分の体もちゃんと労ってあげてね。