櫻坂日向坂の上り方

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【コラム】誰かの卒業を知る「その日」ー残されるメンバーの心に迫る 2022年9月8日付

櫻坂46は、少し前に原田葵・尾関梨香の卒業、菅井友香の卒業発表、遠藤光莉の休養発表。

日向坂46は、渡邉美穂の卒業、宮田愛萌の卒業発表、潮紗理菜の休養発表。

もちろんそれぞれの事情があるにせよ、結局私たち知らされる側としては結構重なった印象があって、推しているか否かは関係なく、メンタルを保つのが精一杯である。

とはいえ、私たちの側は、当のメンバーが受けた衝撃から比べれば、何がメンタルブレイクだというレベルかもしれない。一緒に酸いも甘いも共にしてきたメンバーの卒業に、どれだけの衝撃を受けたかは私たちでは想像もつかないことなのだろう。しかも、その衝撃を乗り越えることが命題とされているのだから。

 

これももちろん個々で事情が異なるとは思うけど、例えば写真集制作の第一報をその本人が聞いたのは一体いつなのだろう、と思うことがある。いついつから撮影に入ります、そして発売日はいつです、ということをどのくらいのタイミングで聞かされるのだろうかと。そしてその期間は、写真集を撮りながらも表には一切公表できない日々が続いていく。これはこれでなかなか辛いものがあるかもしれない。

それどころか、写真集発売のようなポジティブな話題ではなく、メンバーの卒業というトピックならなおさらだ。

ここ最近は、櫻坂も日向坂もまず卒業メンバー本人がブログを更新して卒業を発表し、その後運営が後追いする、というパターンが定着している。ただその事実そのものは、場合によってはかなり以前から水面下で決まっていて、あとはどのタイミングで公表し、その卒業までのロードを歩ませるかを決めている。

だとすれば、メンバーが「そのこと」を知ったのは、一体どのタイミングだったのだろう。

初めてその情報を聞かされた日のこと、意外とメンバーは語りたがらない。少なくとも私は見たことがない。

運営から箝口令が敷かれている、ということがあるのだろうか。あるとして、そんな箝口令になんの意味があるのだろう。でも、そうとしか思えないくらい、メンバーは口をつぐむ。

 

例えば、渡邉美穂

どうも見る限り、美穂の口から語られたのはそう以前のことではなさそうな気がするけれど、おそらく同期である二期生は勘づいていたようなことが書かれている。ひらがなけやき二期生が加入した時期というのは、今振り返っても本当にひらがなの分岐点というか、グループとしてももちろん大きな節目だった。そこから数えきれないくらいの苦労を運命共同体として過ごしてきたメンバーだけに、些細な変化でも気づくのだろう。そしてそこに勘を働かせる。働かせなくても、勝手に勘が動く。その勘は、家族よりも共に過ごす時間が長いと言われるメンバーのことなので、概ね当たっている。

美穂の場合もおそらくそんな感じではなかったか。

 

例えば、菅井友香

彼女の場合はよりはっきりしていて、櫻坂がドーム公演を行う、という発表がメンバー向けになされたとき、二期生の誰かが「菅井さんやめないでくださいね」と言ったという話がある。そうすると、少なくとも夏以前にドーム公演がメンバーに告げられたとは考えられないので、当初のケヤフェスの予定日前くらいが妥当ではないだろうか。そしてそのときには、まだ彼女の卒業は知らされていないことになる。ただ、やはりここまで約2年間の集大成として臨むことになるドームは、誰がどう考えてもやはり節目になる。それはメンバーが痛いくらいよく知っているはず。そうすると、欅坂改名時に次ぐ節目となるわけで、誰かが卒業しそうだという空気を察知してもおかしくはない。だからこその言葉だったとも思える。そう考えると、少なくとも二期生メンバーが彼女の卒業を知ったのは、本当につい最近だったのかもしれない。

写真集撮影で彼女が与論島に向かっていた時期はどう見ても夏なので、卒業写真集を撮影している時期にはメンバー、特に二期生は何も知らないうちに同時進行していたことになる。グループ活動と、卒業企画。

 

 

たとえどんなタイミングであったとしても、その話がまだ表に出ていないときに当然ブログにもメッセにも書けないし、でも自分のメンタルがそんなに柔軟に対応してくれない、というメンバーだと自らが発信することそのものが怖くなってしまうことも考えられる。そんなに楽しい気分であるはずもないのに、世間では誰一人として知らないから当然そのことに触れられず、しかも普段どおりの「自分」を演じて発信していかなければならない。

 

…ある種の、地獄だ。

 

現役の櫻坂日向坂メンバー、おそらくだが、誰一人として、卒業という言葉が頭によぎったことがないメンバーはいないはず。卒業するしない関わらず、年齢を重ねれば重ねるほど、もしかすると最大の関心事なのかもしれない。周りにそういうメンバーが出てくると、否が応でも考えざるを得なくなる。

 

先日、オードリー若林正恭が、「日向坂に卒業メンバーがどんどん出てくると耐えられないから、自分が先に辞める」という趣旨の発言をしたと聞いた。もちろん冗談めかして言っているだけだが、まなもの卒業を知っていたのか否かは定かでないけれど、見送る側の心理というのは、確かに意外とスポットが当てられていない気はする。

そのメンバーへの思い入れが深ければ深いほどメンタルに支障をきたす。そのメンバーの分まで自分が頑張らなてくは、と意気込むものの、やはり卒業メンバーが出ることによるメンタルブレイクを、完全に払拭しているわけではない。活動にそんな心理状態が影響を与えていいわけがないのだけれど、でも同じ人間である以上、いつまでも隠し通せるはずもない。

そして、ヲタクはメンバーの様子がおかしいとすぐに気づく。

これが当の本人にとっては、嬉しいことも多かろうとは思うけれど、そうじゃないときのメンタルに与える影響を考えると本当に辛い。

 

メンバーの卒業を知った、「その日」。

 

残るメンバーの胸に去来するものはなんだったのか。

 

実際の卒業までにどれくらいの日があって、そこまでをいったいどうやって過ごすのか。

 

 

 

 

そういう意味でいうと、今までのメンバーをずっと見送ってきた、特に櫻坂の一期生には、本当に頭が上がらない。

全てのメンバーの卒業に、一人一人意味合いが違うはず。それを含めて労いの言葉をかける。

心の中はどうなっていたのか。

 

私たちですら、卒業なんて慣れない。慣れるわけがない。

まして彼女たちのように、共に時間を過ごしてきたメンバーにとって、他のメンバーの卒業とは、一体どういう意味を持つのか。

どんな気持ちで見送ってきたのか。

 

 

 

両グループともに、これから新しいメンバーを迎える。

新しい空気が入り込む中で、メンバーの立ち居振る舞い方が一体どう変わっていくのか。

 

そこも実に注目して見ていきたいと考えている。