櫻坂日向坂の上り方

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魂を預けた一日〜川島、1年ぶり2度目の富士急に降り立つ 2022年7月24日付

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確かにLIVEは中止になった。

では、なぜ行くのか。

メンバーはいないんだけど、そこまで私たちに見せないだけで、おそらく血の滲むようなレッスンがあって、リハがあって、それを私たちに届けようとしてくれていたはずなのだ。

もちろん、行かなかったとしても、仕事を休みにしたことをまた戻す、ということはできないし、ただ家にいるくらいなら、予定通り行ってしまおうという意味合いもあった。

そんな個人的事情もあったけど、それ以上に、彼女たちが捧げた魂を感じたかった、というのが最大の理由ではあった。綺麗事ではなく、自分の思いとしてそれが最優先されたということだ。

 

上記の、日向坂46のステージを配信で観て、佐々木久美の素晴らしい一言の感動も冷めやらぬ状態で、難波に向かう。フジヤマライナー。関西発の富士急ハイランド行き直行夜行バスである。

 

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私が予約したときは「残席2」という表示。ただこのLIVE中止の影響がどれくらいかわからない。実は乗り場にはまずまずの人がいて、この人たちが全員乗ったらそれなりの混雑になるなぁと思っていたのだけれど、実際に乗車の手続きをしたのは、私の数える限り7名!

 

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前後左右、人がいない笑

リクライニングは倒し放題だし、荷物は横の座席に置けるし、こんな贅沢な使い方はない。何より、こんなガラガラの深夜高速バスに乗るのは、この先そうそうありそうもない。

 

最初の休憩箇所である土山SAを出ると、その後は完全に消灯。

ただここでわかったのは、やはり私は深夜バスでなかなか寝られない人だということだった。

これだけ空いている車内で、前も横も後ろもいない状態でそれでも熟睡できない。普段ロングシートの電車に乗っているときの方がまだ寝ている気がするくらい笑

それでも自分の気づかないうちに寝落ちはしていたみたいで、気づいたら牧之原サービスエリアで停車中だった。

AM4:00頃。

その後東静岡駅大石寺なんかで降車扱いのアナウンスが流れるけど、そもそも数名しか乗っていないからか誰も降りることもなく笑

 

さらに二度寝三度寝を繰り返すうちにだんだん明るくなり、結構な明るさになった中でようやく富士山麓に近づく。

 

AM8:10頃か。定刻より結構早く富士急ハイランドバス停に到着。

 

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昨年熱中症対策に!と言って飲み物を売る出店があった場所に、今年はコンビニができていたことに驚きを隠せなかった…

少し体調を崩したりもしたけれど、なんとか持ち直し、発熱等もなく無事園内へ。

 

ライブがなくなった今回の目的は、とにかく①パネルをフルコンプすること②フードをできるだけ食べること、という2点だった。

幻となったコニファー入口を記念に撮ったあと、その目の前で売っていたフードテントへ。

 

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さほどお腹が空いてなかったこともあってドリンクだけにしたのだけれど、これが時間を経過して相当な後悔へと繋がるのは、その後の講釈で。

 

さて、園内に戻ってきて、いよいよパネルコンプに向かうのだけれど、とにかくこれが時間がかかるかかる笑

 

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結構ギリギリではあったけど、なんとか全部回れたので、その意味での達成感で満足してしまった笑

 

ただガチャガチャは自分の前で時間切れになるし、フードは行列が苦手なので行列が解消したら行こうと思い、行ったら食券が売り切れという笑

仕方なく「BANANAミルク」だけ最後に♪


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ただ特筆すべきなのは、Twitter上でのたくさんのフォロワーさんにお会いできたこと。

はじめましての方もたくさんいらっしゃったけれど、実はイベントのもう一つの醍醐味がそれなのだと本当に思っていて。

私はよく言うのだけれど、まず普通に生活しているだけだとお知り合いになれない皆様と交流ができる、その機会を頂けたことにとても感謝している。

櫻坂46・日向坂46×Twitter、そして何よりインターネットという環境が生み出してくれた、ある意味の奇跡であり、最大の魅力だと思っている。

 

 

 

 

 

 

コロナ禍のLIVEは、本当に難しい。

どうにもならないとはわかっていても、だからこそどの部分で自分の中の折り合いをつけるかがとても大切なことである。

考えてみれば人生も全く同じ。

自分の叶えたいことが全て叶うわけではない。

でもそれは自分の考え方次第であって、ポジティブになりすぎてもどうかと思うけど、ネガティブになりすぎるのはもっと良くない。自分のメンタルが最も健康的になれる術というのは、自分しか知り得ない。それを探しながら毎日を生きる。図らずもそういうことの繰り返しが人生なのだろうと思っている。

 

ありがたいことに、このときの振替公演が決まった。

今回仕事を休んだこともあるけれど、このとき富士急に行ったことで、私の中の納得感はあった。もちろんLIVEを観てはいないけれど、その場所に行ったことで彼女たちがそのとき置いて行こうとした魂は、自分なりに感じることができた。

 

だから、これでいいのだ。

 

そっと、チケトレの画面を開く。

 

 

 

 

 

私と同じくらい、櫻坂46が好きでたまらない人に当たりますようにと祈願しながら。

 

 

 


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