櫻坂日向坂の上り方〜川島雅隆的編集後記

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なぜ藤吉夏鈴に惹かれるんだろうーあなたにありがとう2021 2021年11月30日付

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傍から見てて、藤吉夏鈴を推す人というのは、いろんな意味で欅坂46が忘れられない人じゃないのかな、と思うことがある。

決して揶揄して言っているのではなく、純粋にそう思うのだ。そしてもちろん、それは悪いわけではない。とても理解ができる、という意味である。

どちらかというと彼女は、二期生の色よりも一期生の色に近いと何度も感じることがある。

一人第三者的な視点というか、立ち位置を望もうとしたり、当初はとても不器用なところが見え隠れしたりと、それはまさに初期の一期生の姿そのもので、今や櫻坂となってある意味重圧から解き放たれた感のある一期生よりも、一期生の色合いを残すのは彼女のように見えることがある。

 

そんなことを狙って合格させたわけでもないだろうけど、櫻坂46として三人のセンターが生まれ、その中で藤吉夏鈴センター曲が生まれたのはとても感慨深いものがあった。

今でも覚えているのは、Nobody's faultが欅坂LAST LIVEのラストで披露されたことで森田ひかるセンター曲だと知っていたけれど、カップリングはまだどんな曲かも発表されずにセンターと構成メンバーだけが発表されて。

藤吉夏鈴センターというだけで、何故か妙なワクワク感があった。

当時は欅坂46が活動休止に入った直後だったこともあり、その空気感を最も受け継ぐのはもしかしたら彼女ではないかという想いがあったので、ゴリゴリに欅坂の色を纏った曲が出来上がるのではないだろうかと。

 

そんなある意味の「期待」を木っ端微塵に砕け散らせて出てきたのが、あの曲だった。

 

「なぜ恋をして来なかったんだろう」

 

本当に衝撃的だった。これを夏鈴ちゃんがセンターで歌うのかと。

 

2021年参戦歴。7月ケヤフェス、9月小倉、10月大阪&埼玉とファイナルの配信。

どれをとっても当然この曲は披露されたのだけれど、イントロが流れて来るたびに、初めて聴いたときの衝撃がフラッシュバックされた。それは今でも、だ。

 

でも誤解なきようお願いしたいのは、決してそれを批判しているわけではないということ。

ああ、そうか。

欅坂46だってそうだったじゃないか。

笑わないアイドルとか、バラエティができないとか、散々批判されたり誤解されたりしてきたけど、本当の彼女たちは誰よりも優しくて、弱い部分は確かにあるけれどそれも魅力で、言葉数は少なくても想いだけは間違いなく強くて、いろんな声をパフォーマンスで黙らせ、目を惹きつけてきたじゃないか。

藤吉夏鈴が欅坂46の権化だ、ともし言うのなら、表面だけではなくて本当の姿をちゃんと見なくちゃいけない。

決して斜に構えてるだけじゃなくて、本当は不器用なだけで、楽しむときは楽しむし、好きな人や物の前に出て来たときは年相応の女子になれる、そんな人。

でもパフォーマンスでは…

だから決して、欅坂の色を濃く残すメンバーであることは、間違っていない。

 

彼女になぜ恋をセンターで歌わせることによって、ある意味本当の藤吉夏鈴を私たちは見たのかもしれない。今はそう思っている。

 

 

彼女が熱さの持ち主である、ということは、実は昨年のこのときからずっとわかっていたことではあって。

普段がクールそうに見えるからこそ、感情を露わにしたときの説得力は計り知れなくて。

彼女が悔しそうにしていれば本当に悔しいんだろうし、楽しそうにしていれば心から楽しいのだろうと信じられる。

「なぜ恋」こそ、藤吉夏鈴がセンターだからこそ完成にこぎつけられた曲、と言っても差し支えないかもしれない。

 

彼女にとっての2021は、そういう意味でセンター曲を2シングル連続で任され、3rdではそこを外れる、という経験をした年でもあった。

そのことが彼女にとってどんな意味を持つのか、それはもしかすると来年以降の彼女に答えを待つしかないのかもしれない。

ただ前述のなぜ恋と、2nd「偶然の答え」は名作であった。これは本当に自信を持って言える。

 

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このMVについて書けばそれだけで相当な文字数を要すると思うけど、これもその感情表現が素直であるからこその彼女ならではの信憑性が生んだ世界観だと思っているし、彼女でなければ出せない空気なのだろうと思っている。

相手役の永瀬莉子さんの演技もさすがだったが、ある意味本職ではない藤吉夏鈴が、演技力というより一人の女性として彼女と対峙して生まれた作品になったとも思える。

 

 

この共演で生まれた縁は、そのまま櫻坂46との縁となり、LIVEへ足を運んでくれる関係へと繋がる。

それは夏鈴ちゃんがやはり惹きつけるものを持っていたから、と言って間違いないと思っている。

 

 

等身大の藤吉夏鈴で勝負した結果が生んだ一つのエピソードと言えるかもしれない。

 

3rdシングルは、衝撃の三列目だった。本当に衝撃だった。

だがその一方で、解禁された音源で、明らかに彼女の声でのソロ部分があった。そしてまたこれが心を貫く。あの誰鐘で見せた表情のように、一瞬切り取られる彼女の姿の力をまた感じることとなる。

 

 

なぜ藤吉夏鈴に惹かれるんだろう。

有り体に言えば、強いのだ。

強すぎるのだ。

訴えかけてくるものの力が過ぎている。

だから惹きつけられるし、目を離せなくなる。

それが元々彼女の持っている資質なのか、後天的なものなのかは知る由もない。

でも確実に言えるのは、欅坂46に加入した当時は本当に気づきもしなかった彼女の一部分であり、櫻坂46のピースとして絶対的に必要なものであるということ。

 

藤吉夏鈴2022。

不器用に見えて、実は全身全霊で物事に取り組むことで乗り越えてきたところがあると思える彼女に、それこそさらに未経験の仕事を与えてみても面白い。

彼女がそれを自分やグループにとって本当に必要だと感じるなら、真摯に取り組んでくれるだろう。

そしてそこで得たものを必ず、またパフォーマンスに活かしてくれる。

 

そう信じられるんだ。

 

 

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