櫻坂日向坂の上り方〜川島雅隆的編集後記

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桜花咲きかも散ると見るまでに誰れかもここに見えて散り行くー櫻坂46、守屋茜・渡辺梨加卒業発表 2021年10月24日付

しばらくブログが書けてなかった理由。

それは、櫻坂46 1stTOURのことをどこまで書くべきか、或いは書かないべきかで悩んでいたためです。

はっきり言えば、言葉にするのも憚られるような、メンバーの情念が乗り移ったステージ。小倉も大阪も、それはそれは素晴らしいものでした。

それをブログという言葉の羅列で表現することで、いかに陳腐なものに終始するかが見えてしまって。

もちろん書きたいことはたくさんある。あるんだけど、それをしてしまっていいものかどうか…

 

勢いで申し込んだ、10/29のさいたまスーパーアリーナ

10/31ファイナルの配信。

このファイナルを観てから、ブログ書くなら書く。

それで行こうと決めてはいたのですが…

 

そうもいかなくなりました。

 

 

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桜花 咲きかも散ると 見るまでに

誰れかもここに 見えて散り行く

 

万葉集柿本人麻呂ですが、歌意は「桜の花が咲き散るのかと思うほどなのに、誰なのだろう、ここに見えて散っていくのは」だとされています。

旅する人々が行き過ぎるさまに儚さを感じ、それを桜の散り際に喩えている、という歌。

櫻坂からの卒業生にオーバーラップする気がします。

 

二人のことを一人ひとり書けば、それだけで一本のブログが完成します。

確かに私にとって二人は推しメンではなかった。でもそれは名目上の話で、欅坂を立ち上げからずっと見てきた人間にとって、初期メンバー、一期生というのは推しメンだとかそうでないとか、そんなことを超越した存在なのです。

書きたいこと、伝えたいことは、それこそ山ほどある。

ただそれは彼女たちが卒業する日を迎えるときに置いておくとして…

今日はどちらかというと、このことについて書いてみます。

 

 

たとえ推しメンでなくても、その発表の衝撃性はやはり相当なものでした。

いつかやってくるもの、と理屈ではわかっていても、感情がそこから目を背けさせ、なるべく考えないようにして日々を過ごしている、それがやはり正直なところ。

ただ冷静に考えてみれば、どうして卒業が「いつかやってくるもの」などと考えてしまうのだろう??と思うこともありました。女性アイドルは年齢が上がっていくと、自然と卒業しないといけないもの、という訳のわからない風潮があって、でもよく考えればその風潮はどこから生まれたものかといえば、過去の先例に倣っているだけに過ぎなくて。

もし年齢が上がっていくと女性アイドルとしては厳しくなる、というのが本当だとしたら、それは世間がアイドルに求めているものが単なる若年齢であるべしということしかないんじゃないかという、よくわからない議論を巻き起こしたくなる。そうでないとしたら、別に何歳になってもアイドルとして君臨したっていいじゃないかと。

 

もし本当に、この先やりたいことが別にできて、それを実現させるのにグループに属していては難しい、というのならもちろん話は別です。ただそんなことって、本当にあるのだろうかと。

「グループに所属していると実現しにくい夢」って????

これは私の考えが浅はか過ぎるのかもしれませんが、外部が余計なプレッシャーをメンバーに与え続けている結果ではないかと思ってしまいます。

 

男性アイドルに比べて寿命が短いとはよく言いますが、その寿命を決めてるのは実は見ている側なのではないか、そんなふうに思うこともよくあります。

 

まぁそれはともかくとして…

 

私も佐藤詩織さんという大きな存在である推しメンが、昨年欅坂46の活動休止と共に卒業していきました。

欅坂一期生として加入した推しメンなので、まさに最初から最後までその活動歴=欅坂46の歴史。名実ともにそうなりました。

あのとき実は思ってたことがありまして。

この形で区切りをつけること、あのときに欅坂一期生はおそらく全員頭に浮かんでいたのではないか。

結果それを形にしたのは佐藤詩織さん一人だけでしたが、他に同じ形でという去り際を描いていた人は、もしかしたらたくさんいたんじゃないかと思いましたし、今でもそう思っています。なんなら、その形での卒業希望を上に伝えていた人も他にいたのではないかと。

現実的な話として、グループとして一度に一期生が卒業してしまうと、櫻坂の始動に支障をきたすのは間違いなく、運営も止めに入った、というのはあったかもしれません。

 

もちろん外から見て、という非常に根拠に乏しい話ではありますが、外から見ててもそれくらい一期生の欅坂に対する想いの強さが伝わってきていたのです。

 

でも蓋を開けると、卒業したのは推しメン一人だった。

 

確かに止められた等もあったかもしれませんが、本当にそこでモチベーションをなくしてしまっていたのなら、ノバフォのパフォーマンス、BANのパフォーマンスに繋がるでしょうか。一度気持ちの糸が切れると、とてもじゃないけどそんなに簡単に繋げられません。

 

私が一期生を本当に尊敬しているのは、今までもこういう場面は数限りなく現れて、そしてその度に乗り越えてきたことに理由があるのです。

 

さて、だからこそ二人の卒業をどういうスタンスで捉えるか、実は未だに迷っているところもありはしますが…

 

私もそんな推しメンの卒業、というものを経験した一人として、「ヲタ卒」という言葉を今一度じっくりと考えてみたわけです。

 

ツイートにもあるとおり、単推しという方々にとって、その人が卒業してしまえばグループを見る理由がなくなる、というのは分かり易すぎるくらい分かり易い。

ただ、特に彼女たちを推すようになって歴が長い人ほどお聞きしたいのですが。

 

単推しの方々にとっての「欅坂46」「櫻坂46」というグループは一体どういう存在だったのでしょうか。

 

単に自分の推しメンが所属するグループ、という位置付けのみでしょうか。それ以上でもそれ以下でもないのでしょうか。

ならば例えば、あなたの推しメンが他のグループに所属していたら、そのグループを推していた、ということなのでしょうか。

誤解しないでいただきたいのは、それが悪い、と申し上げたいのではありません。

 

長ければ長いほどお聞きしたい、と申し上げたのは、グループへの思い入れというのは長く推しても生まれないものなのでしょうか、という部分が気になるだけです。

推しメンがいなくなれば簡単に離れられるほどの思い入れしか生み出さないものなのでしょうか。

 

その人の琴線に触れるか触れないか、という話なので、繰り返しますがいい悪いの話ではありません。

ただ私のようにグループ全体を推すところから入った人にとっては、単推しさんにとってのグループの位置付けがとても知りたいだけなのです。

 

推しメンがいないグループを、応援し続けることは難しい。それは意味としてよくわかります。

でもそれは私のような人間にとって、この上ないくらい寂しい言葉なのです。

 

佐藤詩織さんが卒業するとき、結構多くの人に聞かれました。川島さんもヲタ卒するんですか、と。

私は、しません、とお答えしました。

理由は何度も述べたとおりです。

欅坂46に惹かれ、そのメンバーが櫻坂46として転生し、未来を見据えるというまさにそのときに、私が離れる理由がない。

推しメンの卒業はもちろん寂しいし悲しいし、やるせないし辛い。それはそのとおりです。

でもそれとこれとは完全に私の中で別の話。

佐藤詩織さんも推すし、櫻坂も推す。

自分の中では何も矛盾しない話なんですが、そうならない人もたくさんいらっしゃると。

 

自分の推しメンが、櫻坂の中にいない。それが悲しいのはよくわかります。そこは私も同じです。

今でも正直言えば、例えばNobody's faultやBANや流れ弾のフォメに推しメンがいたら、どんな表現をしてくれただろう、と思うことはあります。思っちゃいけないのかもしれませんが。

だから、その気持ちはとてもよくわかる。

 

でも逆に言えば、だからこそ単推しさんにお聞きしたいのです。

 

「あなたにとって、推しメンのいない櫻坂46とは、そんなに価値のないものなのですか」と。

 

yesと言われてしまうことが、もう本当に、底抜けに悲しい。

もちろん、単推しというのはそういうものだと理解していても、それでも悲しいのが本音です。

 

ツイートにも書いたことを改めて書きます。

もしあなたの推しメンに、「私が卒業してもグループの応援はしてあげてほしい」と頼まれたら、どうしますか。

私の場合は、卒業した自分の推しメンも、私と同じく櫻坂46を推してくれています。それが本当に、心の底から嬉しい。

推しメンと同じ方向を見つめることができている感覚があるのです。

 

だからと言って、これは個々人の内面に関わる話。

自由、なのです。

でもそのことに対して、感想を持つ、それもまた自由ではないかと思います。

 

ヲタ卒。

推しメンがいなくなれば、離れる。

とても残念ではあります。

身を削られるくらい、残念ではあります。

 

でも時間が経過して。

もしどこかでまた櫻坂46のパフォーマンスをふとご覧になる機会があって。

そのときに、少しでも、一秒でも目が留まって。

さざ波程度でも琴線に触れることがあったとしたら。

 

私たちの界隈はいつでもお待ちしております、と申し上げたい。

 

「推しメンが卒業するので、ヲタ卒します」

ここ最近いろんなツイートを見ましたが、この文言がここまで心をギュッと掴んでしまうとは自分でも思いませんでした。

 

二人のことについてはまた改めて書きます。

守屋茜さん、渡辺梨加さんの卒業発表に接し、既にこのブログでは何回か書いていますけど、今回も同じ言葉でブログを締めたいと思います。

 

 

 

 

 

 

私は、櫻坂46のメンバーと、これからも長い長い旅路を共にします。

 

 

 

 

 

あなたは、どうされますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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