拘れー2020年櫻坂46を総決算する年間最後のブログ 2020年12月31日付
「欅坂46」と、口に出してみる。
続けて「櫻坂46」と口に出してみる。
さて。
どちらの方が違和感がないだろう。
自分の感覚に素直になってみよう。
もちろん櫻坂46が違和感なく受け入れらればそれでよし。
欅坂46という言葉の方がストンと自分の中に落ちたとして、それはいけないことではない。
毎年、この大晦日にこうやって一年を振り返るんだけど、今年ほど言葉にできない感情というか、衝撃のジェットコースターに乗っているような感覚はなかったし、これから先も同等の年があるのかわからない。自分の中では、おそらく死ぬまで「2020年はとんでもない年だったな…」って言い続ける自信があるくらい。
推しメンの活動休止。
平手友梨奈の脱退。
織田奈那の卒業。
鈴本美愉の卒業。
新2期生の加入。
コロナ禍。
ドキュメンタリー映画の公開延期。
アニラ中止。
推しメンの復帰。
全国ツアーなし。
配信ライブ開催。
…改名発表。
配信シングル発売。
ドキュメンタリー映画ようやく公開。
欅坂46としてのラストライブ。
推しメン佐藤詩織卒業…
櫻坂46としてのデビューカウントダウンライブ。
櫻坂1stシングル発売。
…そして現在に至る。
これが一年で起こったことだと、信じられる方が驚く。
一つ一つの出来事を、どう考えていいのかわからないまま、その状況で次の出来事が起きる。
私たちは何が正解かわからず、結局その感情のまま走り続けるしかなくて。
凄まじかった。
私たちですらそうなのだから、彼女たちの感情たるや計り知れない。
特に自粛期間をどう過ごしていたか、かなり気になっていたのは事実だ。
シングルもアルバムもグッズも出ない状況なので、本来なら9thシングルに使うはずだったお金を、メッセに使った。
一度やってみたかった、欅坂日向坂の全員メッセ購読。
ただその意味というのは、この状況で一人一人がどう考えているか、その本音の一端にでも迫りたかったというのが理由だった。
大きなお世話なのは百も承知だ。
だけど、これだけ激動の渦の中に身を置きながら、日本や世界を取り巻く状況も相当変化しているときに、どうしてるのか。どうしたいのか。そのことが知りたかった。もちろん心からの本音を吐露するとは限らない。でもそのヒントはあるかもしれない。
特に、欅坂から櫻坂へと移行するナイーブな時期をどう捉えるか。
あくまで大きなお世話なのは重々承知しているが、寄り添いたかった。
ファンとかヲタクという立場でできることなんて、お金を落とすことと声援を送ることくらいしか思いつかないけど、せめてその激動の心のうちの万分の1だけでも共有したかった。
難しかった。
本当に難しい一年だった。
ただ…
この末日になって思うこと。
確かに、もしかしたら、平手友梨奈が脱退せずに、欅坂46が存続していた道も、そりゃあったかもしれない。
だけど。
新しい坂組が誕生し、平手友梨奈はソロデビューを果たす。
これがやはり最善の道だったように思えてならない。
彼女たちは多くを語らない。
語らないからこその誤解も多分にある。
だからといって、いろんな言の葉を並べたところで、何か言い訳っぽくなってしまうのも彼女たちらしくない。
そしてこれは私からの要望。
櫻坂46は、欅坂46から生まれたものであることは間違いない。
たとえ改名の意味を問われようと、欅坂の色、そしてその脈々と受け継がれる血を絶やしてはならない。
拘ってほしい。
とことん拘ってほしい。
欅坂を土台から作り上げた一期生、そんな欅坂が好きでたまらなくて入ってきてくれた二期生。
そんな彼女たちがメンバーだからこそ。
今更、量産型アイドルグループへの道を進むなど言語道断だとはっきり申し上げたい。
アイドルはいつも笑顔で、観る人を楽しませる。もちろんわかる。
でもそうじゃないグループが一つくらいあったとして、なぜそれが批判される必要がある?
拘れ。
櫻坂だけが通る道に。
2021年。
桜が咲く季節は、春。
でも。
櫻は一年中満開となるように。
寄り添えるべき人に常に寄り添えるように。
川島雅隆