寄り添いたい感情ー日向坂1stアルバムリード曲フォメ発表 2020年8月12日付
8月7日 日向坂46ドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」公開日
8月9日深夜 「日向坂で会いましょう」内で1stアルバムリード曲「アザトカワイイ」フォーメーション発表
8月11日 欅坂46ドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実」公開日決定
8月12日 欅坂46LIVE円盤「欅共和国2019」発売日
8月21日 欅坂46ラストシングル「誰がその鐘を鳴らすのか」配信日
欅坂日向坂界隈が、実に活発になってきました。
川島は本日、その映画の方を鑑賞に向かいますが、ひらがなけやきから日向坂46に移行する過程において、そこから今現在までのプロセスも当然そうですが、小坂菜緒のセンターというものについて考察しないわけにはいかないでしょう。
ただその前に。
「アザトカワイイ」フォメ発表があり、彼女がセンターを外れ、佐々木美玲センターが発表されたことは、一つの象徴的な出来事だったように思えるわけです。
まず、みーぱんのセンターについては、不安はないと私は思っています。
もちろん日向坂は正直、誰がセンターになっても魅力はあります。ただ、みーぱんのセンターというのはその中でも意味が大きくて。
例えば、みーぱんが辿ってきた軌跡を知っていれば、或いは彼女のアイドルというものに対する思い入れを知っていれば、そのセンター曲がより味わい深くなる。それは「期待していない自分」のときもそうでした。
そこからさらに時間が経ち、彼女の中でもいろんな想いが醸成されてのセンターですから、表現力にも必ず影響を与えているはずですよね。不安などなくむしろ楽しみでしかない。
ちなみに、4thでみーぱんが3列目に後退したことについても、私はマイナスには捉えてはいませんでした。
みーぱんの評価が下がったとは考えにくく、むしろこれからのことを考えた上で、俯瞰させるポジションに置いたのかなと思っていたので、一般から見れば3列目からセンターは結構衝撃かもしれませんが、個人的にはさもありなんかなと思えます。
いつも思うんですが、見ていて目を引くグループというのは、個人プレー、マンパワーで進んでいくとということはほぼないんじゃないでしょうか。
もちろん一人ひとりのスキルが高いことは間違いないと思いますが、チームプレーというか、全体の見え方などをちゃんと理解した上で自分の役割を全うする。余裕が出てきたら役割を演じながらも他のメンバーのことを気にかけた動きができる、だから見ている側は全体として完成されたものとして捉えることができるんじゃないかと。
そのことが徹底されているのであれば、誰がセンターであろうと、その人の色も出しながらグループの色も出すことができるんじゃないかと。
そんなふうに思います。
日向坂46はまさにそれが体現されているグループではないでしょうか。
だからこそ、という言い方は適切ではないかもしれませんが、小坂菜緒がずっとセンターを務めてきたこと、そしてここで外れたことはやはり大きなターニングポイントであり、触れないわけにはいかないのです。
人気グループのセンターを務めあげた人にしかわからない感情。私たちが何を言っても想像でしかない。
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) 2020年8月11日
それがわかっていても、その感情に寄り添ってあげたくなるのが #小坂菜緒 という人の魅力なのだろう…
140字では書けないので、ブログ案件で。#naoblog https://t.co/JUB6ej5Lg6
私は、デビューシングルから4作続けてセンターのポジションを務めさせていただきました。
いつか、必ずセンターを外れることが来る事は分かってました。
こんな事を言っていいのか分からないけど、内心は、4thの時点で"恐らく、このシングルが最後だ"って思って活動していました。
だから、心構えはしてありました。
でも、いざこうなると、解かれた安心感なのか解放感なのか、外れた悔しさなのか悲しみなのか、よく分かりません。
確かに、辛い時期もありました。
皆様に心配をかけるような事もありました。
でも、私はやりたかったんです。
任されたからには、全力で頑張りたかったんです。
私は2期生ですし、正直なことを言うと、先頭に立つのは何よりも怖かったです。でも、皆がそう思わせないような雰囲気を作ってくれてたんだと思っています。ありがとうございます。
小坂菜緒の魅力ってルックスが語られることが多いし、それもそのとおりだと思うんですが、それ以上に内に秘めた熱さにあると私は思っています。
とにかく自分に与えられた役割は果たしきりたい。
そしてもっと目を見張るのは、それを表に出さないようにすること。
私もこうは言ってますが、普段の彼女を見るときはそんなことを忘れています。忘れさせるくらいの力を彼女は持っている、ということです。
ただ一つ驚いたのは…見方を変えればある意味当然というご意見もあるかもしれませんが…
センターから解放された感覚だけではなく、もしかしたら自分でも「センターから外れた悔しさ」があるかもしれないと、少しでも考えていることです。
私がグループアイドルをしっかり見てきたのは欅坂46が初めてで、あとはこの日向坂46しか知りません。
だからどうしてもアイドルとして、というより、人として見てしまっている部分があります。
センターはグループの顔であり、曲の象徴であり、重要性は計り知れないかもしれないけど、人として考えたときには重圧以外の何物でもない。
そう思っていたところがありましたが、やはり違うんですね。
私は、しっかりと4作やり遂げることができたのでしょうか。
皆様の期待や応援に、答えることができたのでしょうか。
センターとして、堂々と立つことはできていたのでしょうか。
私にとっては、すごく成長することができた期間になったと思います。
たくさんの壁や自身の弱さにぶつかりました。
悪いことも目にしたし耳にした。
良いことも目にしたし耳にした。
それが、不安や怖さ、癒しや勇気を与え
自分が自分に求める様々な「力」に辿り着けなくて、最終的には、自分自身からプレッシャーや不安をかけて、首を絞めてました。
日常私たちが生きていても、励ましや優しさの声もあれば、批判や指摘を受けることはあります。
ただ彼女たちが大勢の人の目に触れる立場である以上、私たちとその総量は桁違いでしょう。それは想像できます。
その総量が圧倒的に多いプラスやマイナスの声を、まだ10代である彼女に受け止めよと要求するのはあまりに酷です。たとえそれが自分の望んだ道であったとしても、その精神的な影響を考えると辛い。
どうしても私が10代を相手に仕事していることもあり、自分の生徒が欅坂46や日向坂46の環境に放り込まれたら、たぶん一週間も持たないようなメンタルばかりだろうな…と思ったりします。
一般の中高生の多くは、私たちから見たら当然メンタル的にまだまだだと思わざるを得ませんが、このまま社会に出たらこの子たちはどうなるんだろうと思うことも少なくないんです。
でも、だからといって、彼女たちのような環境に身を置いてメンタルを鍛えろ、とまでは言えませんさすがに。
小坂菜緒は、それを4作も…期間にして1年半以上も続けてきたのです。
確かに成長はしたかもしれない。
ただその過程において、彼女を見ながら複雑な気持ちになったことは一度や二度ではありません。
この4作の間に、体調不良になり何度かライブやイベントを欠席することもありました。
「センター不在」って言葉には、計り知れない重さがあって。ちゃんと出来ていない自分が本当に悔しくて苦しかった。
でも、その度に、メンバーに助けられて、笑顔になって。その姿は本当逞しかった。
日向坂のメンバーは本当にすごく輝いていて、すごく努力をしていて
皆が切磋琢磨して、ひとつのチームとなって高みを目指してて
私は、個性も弱いし自分にとって足りないところだらけで
一人一人の力、パワーが凄いから、私は負けじとメンバー達を追いかけてて
もし自分がセンターじゃなくなったらファンの皆さんやメンバーからどう思われるんだろう、どうしたらいいんだろうって、不安で怖かったのが正直な気持ちです。
私たちが彼女たちを見て、ああでもない、こうでもないという、今まさに私がやっていることもそうですが、あまりにもリスクがなさすぎますよね。自分で書いてて言うのもどうかと思いますが…
心に浮かんだことをそのまま言葉にしてしまい、それが本人に伝わる可能性を考えていない、そんなケースも多いのではないかと思います。
小坂菜緒に限らず、メンバーを見ていて思うのは本当にストイックというか、自分に厳しい。
真面目という言葉で片付けていいのかと思うくらい、自分を追い込むタイプが多い気がします。
だからこそ、批判などもストレートに受け取ってしまう。
何を言われるかわからない恐怖が襲ってしまう。
応援する側は常に自分の理想があって、その理想に沿わないとあれこれ言いたくなるし、前述のとおり言ったとしてもそこから生じるリスクは目に見えないから気にしない傾向が高い。
そう考えると、あまりにパワーバランスが取れてないなと感じます。
でも、ファンの皆さんから頂いたメッセージや、皆からかけられた言葉は、そんな思いを吹き飛ばすくらいのもので、すごく気持ちが軽くなりました。
私の知らないどこかで、私の知らない何かが求めていたんでしょうかね。
「お疲れ様」
「よく頑張った」
自分では外せなかった、大きな鎖が一気に外れたような気がしました。
自分自身にこんな事は今後もしたくないけど
今回だけは、「よくやった」って言っていいですか?
このブログを読んでる時だけでいいです
少し、甘えさせてください。
それだけで、私としては楽になるような気がするんです。
だから、私は、皆さんがご想像されているよりも、マイナスではありません。むしろプラスです( ¨̮ )
引用はしませんが、彼女自身ブログの最後で「誰しも決して強くない」と書いています。そうです。強くないんです。
だから、何かに拠りどころを求めたくなる、それは当然のこと。
私からも言わせてください。
あなたは本当によくやった。
頑張ったね。
本当に頑張った。
だけどさ。
私が見る限り、あなたがセンターから外れたことをマイナスに捉える向きはそんなに多くはないんじゃないかな…
グループアイドルとしてはマイナスな事象なのかもしれないけど、あなたをみんなが身近な存在として、つまり人として捉えているから、そのプレッシャー、重圧から解放されてよかったねと本気でホッとしている人の方が多いような気がする。
けやき坂46の1stアルバム「走り出す瞬間」の時に、ずっと背中を見てきて、すごく大好きで、いつしか憧れの存在になってて
今回は後ろじゃなくて、隣でパフォーマンスができるのが、私は嬉しいんです…!
1番初めに「お疲れ様、よく頑張ったよ」って言ってくださいました。
あの、暖かみのある優しい声で。
本当におめでとうございます。いつも支えていただいてた分、今度は、私が支えたいです。
もっと仲良くなれるチャンスかも…!
ひとつの大きな鎖が私を自由にし、新しい景色を見せてくれる
今までとは違う「なにか」が、自分を成長させてくれるんじゃないかって期待しています。
不安はあります。
この事を、自分がどう言われるのか。
怖いものは怖い。
でも、日向坂なら大丈夫。
おひさまが応援してくださってるから大丈夫。
皆が味方なんだもん。
ここのはじめのくだりはみーぱんに対しての言葉ですよね。彼女が最も誰かからかけてほしかった言葉を、最初に言ってくれたのはみーぱんんだったと…
そして、おひさまの皆様!
信頼されてますよ、小坂菜緒に。
信頼に値する存在でいましょうね。
小坂はまだまだ頑張ります。
次いつ来るか分からないけど、またいつか、挑戦できる時が来るならば、その時は今まで以上に逞しい姿を見せたい。
もっと強くなれるように頑張ります。
ここが小坂の第1章の終幕だとするならば
新たなる物語、第2章の幕開けだ
これからも、小坂菜緒の応援をよろしくお願いします。
あなたはたぶん、私たちが頑張れなんて言わなくても自分からそうするんでしょう。
だから逆に言いたい。
頑張りすぎないでね。
自分で自分を労ってあげてね。
あなたはそれだけのことをやってきたんだから。
そしてここから前に進むためにも、ね。
…とここまで書いてきて。
本当はしちゃいけない、いけないと思いつつ、どうしても「誰か」の存在を意識して書かずにはいられなかった。
あの人は、何も言わない。
その瞬間、その場所に自分の感情を置いてくる人だから。
いや、もしかすると…
そうしないと自分が持たないことを、本能的に察知していたのかもしれない。
私が本当にリスクなく書いてきたことも、もしかするとあの人の負担になっていたかもしれない、と考えることもある。
だからこそ、書く側の「責任」として。
まずは寄り添おうと。
真に理解できないにしても、理解しようと努めようと。
本人でもない限り、答えが出ることはない。
それがわかっていても、グループを先頭で引っ張ってきた、時には支えてくれた人の感情には、できうる限り寄り添いたい。
実はそれが私たちの側に最も欠けていることなのかもしれない。