櫻坂日向坂の上り方〜川島雅隆的編集後記

毎日ブログ、2022年9月1日から再開します!

飛龍伝2020観劇記ー神林美智子は欅坂46に何をもたらすか

今日のブログを書く前に、アクセス解析を見たら、全く書いてなかった日でも1日約100アクセスほどいただいていたことに気づきました。

本当にありがとうございます。

職業も塾講師だし、文章を書くのは嫌いではないですがど素人ですから、面白くないだけならまだしもご不快を与えていないか心配になりますが、結構楽しみにしているという声をいただくこともありますので、なるべく更新できるように頑張ります💪

 

しかし、改めてふーちゃん(齋藤冬優花)が毎日ブログをあげてたというのは、大絶賛に値するとつくづく思います。自分が書く側に回ると本当によくわかる。

 

さてさて、今日は書きかけになっていた「飛龍伝2020」観劇記を綴ろうかと思います。

大阪公演で全体の千穐楽でもあるこの日は、2月24日。

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新型コロナウイルスの影が既に忍び寄りはじめてた時期なので、もう少し遅ければ開催されたかどうかもわからない時期ではありました。

 

飛龍伝の世界観は、60年安保。

私が72年生まれなので、私ですら教科書で知った世代です。

ただ、塾で歴史も教えるのでこの時代に触れることもあるんですが、安保闘争にしろ高度成長にしろ、この頃の日本人にはやはり強烈なバイタリティーを感じます。心の底から湧き上がってくる何か…現代に生きる私たちが忘れているというか、逆に爆発させる場面も方法もわからなくなってしまっているというか。

この頃に触れるだけで、何故かパワーを貰える気がするくらいです。

私も日本国憲法なり、日米安保なりには考え方もありますが、趣旨とは外れますので差し控えます。ただこのときに自分の国を憂いて立ち上がった人がいた、そのために命まで差し出そうとした人たちがいたという事実は忘れてはならないと。

 

この強力なパワーから、菅井友香が得るものは何なのか。

そして得たものを、これからの欅坂46にどう活かしていくのか。

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菅井友香が演じた神林美智子。当然ながら、60年安保闘争で亡くなった樺美智子さんをモチーフとしていると思われます。

地方から上京してきた女子学生が、自ら闘争の波に飲み込まれていく姿。

はじめは何もわからずに、乃木坂46の妹分としてオーディションが行われ、全国から応募してきたたくさんの人たちの中から欅坂46が誕生しました。

その中には、例えば兵庫から上京した小池美波であったり

仙台から上京した石森虹花守屋茜であったり

新潟から上京した志田愛佳であったり

山形から上京した長沢菜々香であったり

愛知から上京した平手友梨奈であったり、鈴本美愉であったり

最終審査には参加できなかったものの、長崎から上京してきた長濱ねるであったり。

もちろん欅坂になる前に既に東京に来ていたメンバーもいたかもしれませんが、自分が生まれ育った場所を離れて新しい人生のスタートを切るという意味においては、美智子の状況とオーバーラップするわけです。

さらにいえば、そこから思いもよらなかった方向へ、自分の道が続いていることを知る。

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嬉しいこともあれば、悲しいこともある。

幸福もあれば、苦悩もある。

出会いもあれば、別れもある。

 

そしてそんな中でも、自分を信じてくれる人のために、前を向いて進まなければいけないという決意。

 

彼女の務めあげる舞台を見つめながら、私はそんなふうに一つ一つのシーンが見えてきて、そういう意味の涙を流していました。

 

彼女の周りを固める俳優陣は、普段彼女が接することのない舞台人です。

役に取り組む姿勢はもちろんのこと、普段の心構えから発声に至るまで、おそらく彼女にとっては見るもの聞くもの全てが新鮮だったはず。だからこそ、吸収できるものも多かったはずで、今後の欅坂にとっても大きな財産となるものが彼女の中に刻み込まれたのではないかと思います。

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誰かのために生きる。

誰かを守るために生きる。

そのために自分がいくら批判されようと全うしなければいけないこともある。

 

考えてみれば、何かと批判に晒されやすい欅坂46ではありますが、メンバー全員に言えることとして、本当に誰かのために、或いはグループのために身を捧げているように思えます。何を言われたとしても、傷つくことが多かったとしても自分たちを信じて進んでいる姿、そしてそれが大切なメンバーのためになると信じている姿が、まさしくこの60年安保のバイタリティーに通じるものがあるのではないかと。

 

何も言わないからこそ誤解されることも多い。けれどずっとずっと彼女たちを見ている私にすれば、自分たちは必ずパフォーマンスを届けるんだ、楽曲を届けるんだという想いを信じることができています。できているからこそ、ここまできてる。

人間生きていればいろんなことが起こります。

心の底から傷つくこともあるし、心の底から歓びに震えることもある。

そして、それを感じることこそが「生きている」という実感なのかな…と

 

そんなことも考えたりします。

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安保闘争が正しかったかどうか。それは私のような者に答えを出す資格はありません。

ただ思うのは、人間はスマートに生きることだけが全てじゃないし、カッコいいわけでもない。

大切な自分と、何より大切な誰かのために生きること、そしてそのために感情を爆発させること、それのどこが間違いなのか、それだけははっきり言えると思います。

 

ゆっかーは必ず、この舞台で得た大切な宝物を、欅坂46に、そして何より自身の将来に生かしてくれると信じています。

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