あなたへ。ー欅坂46の発表を受けてー 2020年1月25日付
ブログ作成画面に、新規記事というボタンがあります。
そこを押すと、真っ白な画面が現れます。ここにブログを自由に書いていくわけですが。
…
……
………
例の発表を受け、ブログを書こうとその画面を開けて、いざ綴ろうとすると頭の中をいろんな言葉が駆け抜けていって。
駆け抜けてはいくんだけど、その言葉たちが残らずに本当に空っぽになって。
ここに何かの言葉を残さなきゃいけないのに、手も動かずに何も残せず
気づいたら一時間。
何も書かれていない真っ白なブログ画面。
不思議ではあるんですよ。
こうしていても、取り乱すとか、そういうことが一切起きなくて。
聞き分けの良いヲタクを演じるつもりも全くないし、そりゃ心の中が荒れ狂っているに決まっていて、そんな想いをどこかにぶつけたい気持ちだってちゃんとあって。
でもそれをしたくない自分もいて。
本当に自分でも何故なのかよくわかりません。
こういう瞬間が訪れればいったいどんな感情が襲うのか想像したことはありました。
でも、その想像のどれとも違う不思議さ。
自分の語彙力では表現しきれない感情ではあります。
そうはいっても、ブログで言葉を綴る以上はなんらかの表現をしないといけないわけですが。。
1月23日。
欅坂46から鈴本美愉・織田奈那の卒業、平手友梨奈の脱退、佐藤詩織の活動休止が発表されました。
織田奈那、佐藤詩織、鈴本美愉、平手友梨奈に関しまして、ニュースを掲載致しました。
— 櫻坂46 (@sakurazaka46) 2020年1月23日
詳しくはURLをご確認ください。#欅坂46https://t.co/VeBMCRwytj
織田奈那さん。
正直、あなたのいない欅坂が想像できませんでした。
メンバーにあれだけ慕われて、だからこそたぶんみんなが迷ったときに進むべき方向を指し示す役割も果たしていたんじゃないかと思うんですよね。
たぶん本人はそんなことないって否定するんだと思うんですが。。
でも、私たちから見てもあなたの果たしている役割はあまりにも大きかった。
欅坂というグループにおけるアクセントであったことは間違いありません。
なんか無性にもう一度見たくなった https://t.co/aCtzSnkEA7
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) 2020年1月23日
私があなたの最大の魅力だと思っていたのは、本当にこの明るさだった。
自分のミスすら笑い飛ばせる器の大きさがとても好きでした。
とはいえ、もちろんあれだけの繊細さと完成度が求められる欅坂の活動において、悩みがなかったはずはなくて。
それを表に出していなかっただけだということも、なんとなくは気付いていました。
そしてそれも、あなたに限った話ではないということも承知の上で。
週刊誌の報道が、卒業の直接の原因だと思う人は多いでしょう。
ただ、別に私があの雑誌を毛嫌いしているから言うわけではありませんが、決してそれだけでもないと思っています。
私として心残りは一つや二つではありませんが、敢えて一つ言うなら…東京ドームのステージにあなたにも立っていてほしかった。
あなたのいるドームであってほしかった。
それは切に思います。
欅坂の活動は心身をかなり磨耗するでしょう。だからこそ本当にお疲れ様でしたと言いたい。
私たちに与えてくれたものは計り知れないくらい大きかったです。
人生の次のステージ、心から応援します。
鈴本美愉さん。
まさか、あなたに卒業に際しての文章を書く日がこんなに早く来るとは思いませんでした。
ただよくよく考えてみれば、、いえ、もちろんこれもあなただけの話ではないんだけど。
加入当初からそのダンススキルを買われ、全身全霊で目の前のパフォーマンスに挑んできたのは間違いなくて。
東京ドームというあの大舞台で、今まで培ってきたものを全て出し切って、そこからさらに次に繋げる何かを生み出す、それが理想なのかもしれないけど、言葉にするほど生易しいものでもなくて。
私みたいな外野が何言ったって、その真実の一端すら掴めないとは思いますが、あれだけのパフォーマンスを維持するためには…もうそれこそ心身の状態を極限にまで高めないといけないのでしょう。
それが軋み、心や身体が悲鳴をあげることもあって然るべき。
ところが、私たちのほうはそんな極限状態のあなたたちを見たいと思ってしまっている。
どちらがいいとも悪いとも言えません。正しいも間違っているも言えない。言えませんが、そんな状況になってしまっていたのはおそらく間違いありません。
私たちが望んでいたものを、そのギリギリのところで表現してくれた。
そんな中心に紛れもなくあなたがいた。
自分のことよりグループ、メンバーを重んじたからこそ、あなたはギリギリまで頑張れたのであり、私たちはそのことを誇りにしないといけないと思っています。
2019年全国アリーナツアー。あれは確か…仙台。
檻の中で自分はここにいるという主張、そしてその目線。
確かにそこにあったのは、欅坂46に鈴本美愉ありと、アリーナ最後部にいた私にまで伝わってくるパフォーマンスでした。
本当に本当にお疲れ様でした。
これからのあなたも心から応援します。
平手友梨奈さん。
もうなんか今更…私があなたに何かを語るというのは、憚られるような気持ちでいます。
ただ何も語りたくないわけではない。むしろその逆です。
本当によく頑張ってくれました。
センターに抜擢され、それがずっと続き、さらには人一倍の感受性とメンバー思いのところがあって、それが自分ばかりクローズアップされてしまうという悩みに変わり。。
そんな中で握手会での事件もあり、その後も目に見えてあなたをよく思わない人が増えていき。
果てはあなたが心の底から大切にしたいと思っているはずの欅坂46というグループそのものを批判する人もたくさん出始めて。
その状況を知っていたかどうかはわかりませんが、あなたの感受性から考えれば敏感に感じ取っていたのではないかなと私は思います。
さらにそこにケガが加わって。
声が出なくなったこともあった。
それでもあなたが真ん中に立っている姿を、本当にどう受け止めていいのかわからない日々があったのも事実です。
一人の人間として、平手友梨奈という人の人生を考えるのならば、これ以上無理をさせてはいけないんじゃないかと思ったこともありましたが、一方であなたのいるパフォーマンス、そしてあなたの全力の表現を望んでいる自分がいた、それも事実です。
もしあなたが苦しんだことがあったとしたら、こちらからの無言のプレッシャーをかけ続けたことも一因かもしれない。そう考えると身が引き千切られそうな辛さを覚えます。
慙愧に堪えません。
特に欅坂46のパフォーマンスについては、その研ぎ澄まされた完成度で私たちの前に現れて、そのことに慣れた私たちがさらにその上を無意識に要求する、メンバーはその期待に応えようとさらに高い完成度を目指す、というようなことが続いていた気がします。
とはいえ、それがいつまでも達成されるかと言われれば。。
人間だもの。
私たちはどこかで、解放してあげなければいけなかったのかもしれません。
でもおそらく、私たちがそう思ったとしても、あなたはそんな妥協を許さなかったのかな…と思ったりもします。
だとすれば、これは早晩やってくると約束された日。
感謝。
喜び。
心配。
不安。
申し訳なさ。
そして、感動。
ある意味、人間が持つありとあらゆる感情を、この数年で感じさせてくれた気がします。
それは紛れもなくあなたから受け取ったものです。
あなたがどれくらい欅坂を愛していて、どれくらいメンバーのことを想っているか、もちろん全面的に知っているわけではないですが、その一端でも理解しているつもりです。
あなたが大好きな大好きな欅坂だからこそ、私はこれからもしっかりと見ていきたいと思っています。
本当に本当によく頑張ってくれました。
私にとって、推しメン、という言葉では括れない存在でした。
あなたのことを生で見た、全ツ2019大阪、そして東京ドームは私の宝物です。
あなたのこれからを、もちろんずっとずっと応援します。
そして、私にとって永遠の推しメンである、佐藤詩織さん。
一切誰にも言ってはいませんでしたが、妙な虫の知らせは感じていました。というか、状況的にそうなってもおかしくはない、とずっと思っていました。
それは…実は東京ドーム公演中からで。
どなたにもやってくる、節目というもの。
大学を卒業し、さらにその年にアーティストとしては誰もが目指す東京ドーム公演まで成功させて、逆に言えば欅坂46のメンバーとしてそこから先の目標をどこに設定するか、それがあまりに難しかったとも言えます。
実際ドームであなたの姿を見たとき、或いは涙ながらのMCも聞いたときに、ピンと来てしまった。
ピンと来たことを、認めたくなかった。
でもその直感を否定する材料は、結局持ち合わせることもできませんでした。
2020年に入って、ブログもメッセも一切更新されない状態が、その想いに拍車をかけたのは事実です。
ただこれも不思議と言えば不思議なんですが、例えばそういう「関しまして」が来たとしても、嫌だ嫌だと泣き叫ぶ気持ちになるかと言われればならないし、なれない。
アイドルとはそもそも偶像と言われますし、そういう意味では宗教チックなところもあるんでしょうが、私はアイドルというものをそういうふうに見たことが一切ありません。
アイドルだろうが何だろうが、同じ時代を生きている、自分と同じ一人の人間です。
もちろん友達でもないし、認知されているとはいっても知り合いでもないわけだからそういう言い方はおかしいのかもしれませんが、やはり一人の人間として幸せでいてもらいたい、という気持ちはあります。
そして本当に、あなたは欅坂46のことが好きなんだなあと思わされたのが、「活動一時休止」という選択をしたこと。
卒業して留学、という選択肢もあったはずなのにそれをしなかったことに、あなたのこだわりを感じます。
戻る気がないのに卒業という形をとらなかった、というのは理屈に合いません。
唯一無二、と言ってしまうなら欅坂のメンバーは全員そうだと思うし、誰一人代わりがきかない人ばかりだとは思うんですが、それこそ美術をとことんまで突き詰めながらアーティスト活動もしていきたいというのは、そうそう前例がないようにも思います。
だから、本当に自分が納得いくまでその道を貫いてもらいたい。
そうやって自分の進みたい道に向かって邁進している姿こそ、最もあなたにふさわしい姿ではないかと思うんですね。
それこそ私が推したかった、佐藤詩織という人なんだと。
まぁ願わくば、活動休止前にもう一度その気持ちを直接伝えたかったな…というのはありますけどね。
自分が大切に思う人は、その人の人生までも大切にしたい。
その人が生きてきた道程、そして向かっていく先まで愛でていたい
…というのが、私の偽らざる気持ちです。
だからこそ、そんな大切な人が心から愛している欅坂46というグループから、私が離れるわけがない。
ということも改めて自分の中で確認しておきたいと思います。
さて、今度はこのブログをご覧になっている「あなた」へ。
今あなたはどんな想いでこのブログに辿り着かれているのでしょうか。
おそらく欅坂に興味のない人はほとんどおられないでしょう。まぁごく稀に、叩きたいだけのために欅坂を調べている奇特な方も見受けられますが。。
改めて申し上げます。
鈴本美愉、織田奈那の卒業。
平手友梨奈の脱退。
佐藤詩織の活動一時休止。
否が応でも、欅坂46は変わらないといけません。
9thの選抜メンバーが二人もいなくなります。当然そこから9thは変えていかないといけない。
そして何より、顔であったセンターが脱退するという事態になっています。
ここで問われます。
あなたがもし欅坂46を推しておられるのなら、この先どうしていきますか、ということ。
例えば平手友梨奈単推しの方。
おそらくあまりアイドルに興味のなかった方が多いのでは、という印象です。欅坂云々というよりも、平手友梨奈個人についているというイメージが私には強くあります。
「てちのいなくなった欅坂を見たいとは思わない」
そういう方も多いかもしれません。
そこで。
#平手友梨奈 単推しの皆様が、これで #欅坂46 から離れるというのはある意味仕方ないのかもしれない
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) 2020年1月24日
でも、一つだけ。
彼女が心の底からメンバー思いであることはご存知のはず
「自分よりも他のメンバーを見てあげてほしい」と彼女が願ったとしても、彼女の愛した欅坂を見ることはできませんか…? pic.twitter.com/im71krmi7f
平手友梨奈という人は、驚くくらい自己評価の低い人。
メンバーのことが大好きで、欅坂46というグループが大好きで、そんなグループのために必要ならばとずっとセンターを引き受けてきた人。
本当はセンターはやりたくないのに、欅坂のためにと頑張ってきた人。
そのおかげで自分にばかり注目が集まってしまい、他のメンバーがクローズアップされないことを憂いていた人です。
もちろん憶測にすぎませんが、、、
もしかしたら、他のメンバーを輝かせるための「脱退」だった可能性もあるのです。
グループを離れるあなたの推しメンに、「これからも欅坂を好きでいてほしい。他のメンバーの魅力にも気付いてあげてほしい」と言われたら、あなたはどうしますか。
私のスタンスは既に決まっています。
このお知らせが出る前から、決まっています。
私のベースは、欅坂46箱推しにあります。そのベースが簡単に崩れることなどあるわけがない。
私の推しメンである佐藤詩織は、確かに一時的に欅坂を離れます。留学が何ヶ月か、何年か、それもわかりません。
ぶっちゃけ言えば、戻ってこない可能性もあるかもしれない。
たとえそうなったとしても。
私の箱推しというベースは揺るぎません。
まして、彼女が卒業という選択肢をとらず、いつか戻ってきたいという気持ちで見聞を広めに旅立つわけです。
ここで離れる理由はありません。
ただそうは言っても、欅坂46というグループに対して思うことは皆さんおありになって当然です。
私もあります。
ヲタ卒をするという方を無理に引き止めようとは思いません。
いよいよもって運営に愛想が尽きた、そう仰るなら100000000いいねを差し上げたいくらい激しく同意です。
平手友梨奈のいた欅坂
鈴本美愉のいた欅坂
織田奈那のいた欅坂
確かに尊かった。でもそれはそれとして。
残ったメンバーは今、燃えているはずなんです。ここで燃えなかったら何のために残ったのかわからない。
そんな彼女たちを、私はしっかり見ていこうと思っています。
欅坂立ち上げから見てきた私です。
解散するならともかく、これからまだ前に進んで行こうかという彼女たちを見捨てるわけにはいかない。
そんな選択肢すら、初めからありません。
さあ、どう出る
実はここからが、本当の意味で彼女たちの真価を問うことになるのかもしれません。
改めて「あなたへ」お尋ねします。
私は彼女たちと長い長い旅路を共にします。
あなたはどうされますか。