楽曲を届けたいという想いー「黒い羊」1000万回視聴突破
欅坂46『黒い羊』YouTube再生回数、1000万回を突破! #欅坂46https://t.co/dPccdtH3BP
— 欅坂46まとめもり〜 (@keyaki46matome) 2019年6月16日
少し鮮度が落ちる情報ですが、先日欅坂46「黒い羊」MVのYouTube視聴回数が1000万回を突破しました。
「黒い羊」は、はっきりしたことはわからないものの、傍目からは難産の末に産み出された曲だったように思えます。
情報からすると、おそらく昨年11〜12月頃に発売される予定だったはずで、それが何らかの事情で2月にまで延びた。例えばカップリングに「ごめんねクリスマス」という曲があることでも、それがわかります。
そして、ようやく陽の目を見ることになったとき、メンバーはこの曲への想いを強く訴えていました。
欅坂46は楽曲を届けたいという気持ちが強い、とよく言われますが、特にこの曲はいろんな人の隣で寄り添っていきたい、だからたくさんの人に届いてほしいとメンバーが口々に言ってました。もちろん今までの曲もそうだったと思いますが、「黒い羊」ではそういう言葉が顕著だった気がします。
ところが、MVが公開されたのは、YouTubeではなく、公式サイト。
閲覧数もわからないうえ、そもそもファン以外の人がわざわざ公式サイトにまで足を伸ばして曲を聴こうとするかというと、答えはNoと言わざるを得ません。
なぜ公式サイトだったのか、ということについては、もちろん様々考察があります。
結果として、発売日の頃にYouTubeにアップされたわけですから、やはりストリーミング云々が原因の可能性が高い気がしています。
いわゆる「大人の事情」というものですね。
商売事でもあるし、権利関係の問題も絡んだり、その辺は私もいい年なので理解はしているつもりです。
それでも。
あれだけ強い想いを抱き、それをあれだけはっきりとした言葉で伝えてくれていたメンバーが、最初に公式サイトでアップされたときどんなことを感じたのだろうと思うと、悔しくて悲しくてやりきれなくなるときがありました。
「たくさんの人に届けたい」と願っているのに、たくさんの人が知らないまま時間だけが進んでいってしまうんじゃないか。
この曲で寄り添ってあげたい人がたくさんいるのに、その人たちがこの曲を知ることのない世界線が生まれてしまうんじゃないか。
少なくとも、あれだけ多くの人に届けたいとみんなが願っているなら、運営はその環境を整備してあげるべきじゃないのかと。
それを何故邪魔するんだ。
そんなふうにやりきれない想いにもなりました。
もちろん意図は他にあったのかもしれません。
ただその説明がない以上、「邪魔している」ようにしか私には映らなかった。
1000万回再生。
本当にそれそのものは素晴らしい数字です。
確かに彼女たちが願ったように、多くの人に届いたと言えるでしょう。
ただそれでも。
YouTubeという、より多くの人が目にすることができる場所に最初からアップされていたら。。
とどうしても考えてしまいます。
運営側がメンバーの想いを阻害する形になった、とは決して言いたくありません。
ただ、少なくともそう見えてしまうことは避けていただきたい。
運営の皆様は、いつまでもメンバーのいちばんの味方でいてくれると信じています。
そして、これからもっともっとたくさんの人々に
「黒い羊」が寄り添っていってくれることを望みます。
1000万回。
それは、まだまだ通過点。